電動草刈り機ウーバマン・アジサイ透明水彩・デッサン入門書レビュー・アクリルガッシュ静物画|絵画教室ロク通信|絵画日和 vol.036(6/30〜7/5)

絵画教室ロク投稿記事「絵画日和」036|アイキャッチ画像 今週の絵画教室(Weekly Report)
今週の絵画教室(Weekly Report)

いま、ここに。

日々の出来事や季節の風景、絵に関する考えなど、さまざまなことを取り上げる講師コラムです。

絵画教室ロク|電動草刈り機の組み立て画像

草を刈るということ

近所の方に畑をお借りした。

まずは、草を刈る必要がある。

絵画教室のスケジュールと天気の兼ね合いで考えると、7月3日(金)8時しかない。

前日の夕方に急いでコメリに車を走らせ、電動草刈り機のウーバマン(UB18VGCBL50)を購入した。

YouTubeで2万円で高性能と評価が高かったため、これに決めた。

エンジン式ならもっとパワーがあって安価なものもあるかもしれない。

だが、過去一度使用した時、音と振動だけで疲れた記憶がある。

そもそも電動一択なのだ。

翌朝に使用するため、夜に組み立てる。

簡単に組み立てることができた。

保護メガネが付属しているので、すぐに使用できるのもうれしい。

絵画教室ロク|電動草刈り機の組み立て画像

翌朝、8時に畑に到着できるように5分前に家を出発した。

評判通りに軽いので、持ち運びも楽だった。

草刈り機の使用は、朝8時以降という暗黙の了解がある。

8時であることをスマホで確認してから草刈りをスタートする。

低速モードで刈り進める。

ラクラクである。

先日、赤目自然農塾でこの畑の半分くらいの広さを草刈り鎌で刈った。

炎天下の中の半日作業になった。

暑さと湿度で動きが緩慢になり、余計に時間がかかるのだ。

腰を痛め、ヒーヒー言いながら草を刈る。

その体験に良いも悪いもない。

雑草の森に住んでいたテントウ虫やクモが目に入り、「草を刈る」ということの意味を観察できる。

でも、電動草刈り機だと倍の広さが15分で終わった。

疲れも全く感じなかった。

ラクラクである。

作業を終えて家に戻ると8時30分。

10時からの体験レッスンにも十分間に合った。

これはこれで、良いも悪いもなく、

・・・ただ必然的な選択であったと思う。

絵画教室ロク|畑での草刈りの様子の画像

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今週の絵画教室

梅雨の湿り気の中にも、ふとした瞬間に夏の気配を感じる一週間だった。今週は初受講の生徒が複数名加わり、教室に新しい風が吹き込んだように感じる。一方で継続受講の生徒たちは、それぞれのテーマとじっくり向き合い、着実に一歩ずつ前進する姿が印象的だった。

子ども(幼稚園、小学生)

小学生たちはアクリルガッシュやマット水彩、オイルパステルなど多彩な画材で静物画や生き物の制作に取り組んだ。桜の瓶やガクアジサイ、りんごやバナナといった静物画では、光の屈折やハイライトの観察を通して立体感の表現に挑戦し、初受講の2名も落ち着いた仕上がりを見せた。指を使ってオイルパステルの質感を表現したネコの絵や、夜空いっぱいに花火を描いた作品など、それぞれの発想の豊かさが光る一週間だった。年長さんは静物画を色味豊かに完成させたのち、新たにクレパスでウサギの制作へと進み、新しい技法にも意欲的に取り組んでいる。

中学生

鉛筆デッサンでは、テーブルクロスの繊維の向きやシワを意識したハッチングの重ねが上達し、質感表現に見事な深まりが見られた。アクリルマーカーによる着彩では試し塗りを重ねながら慎重に色を選び、指でこすって柔らかな質感を出すなどの工夫も光った。また、ヒマワリをモチーフにした風鈴づくりでは、誰もやらなかった独自の仕上げ方を編み出すなど、自分なりの表現を模索する姿勢が印象的な一週間だった。

高校生

「花を描いてみたい」という本人の希望から始まった鉛筆デッサンに取り組んだ。花びら一枚一枚の形を丁寧に観察しながら描き進め、モチーフの複雑さから時間内の完成には至らなかったものの、これまで積み重ねてきたハッチングの力がしっかりと発揮された作品となった。

大人

透明水彩やマット水彩、クレパス、水彩色鉛筆など、それぞれが自分の画材と向き合いながら制作を進めた一週間だった。決まった技法にとらわれず独自の表現が生まれてきた花の水彩画や、ガラスの屈折による明暗を丁寧に描き込んだ瓶の表現、黒いモチーフに宿る繊細な色の変化をとらえた作品など、観察力と自分らしさが随所に表れていた。同じモチーフに違うアプローチで再挑戦する生徒や、4時間連続で黙々と制作に打ち込む生徒もおり、それぞれのペースでじっくりと自分の表現を追求する姿が見られた。

受験対策クラス

新しいデッサンとして、ステンレスジョッキとハイボールグラスをモチーフにした2枚目の作品に着手した。ステンレスに映り込む周囲の風景まで丁寧に観察しながら形を取り進めており、これまでのデッサンで培われた観察眼の高さが随所に感じられた。

体験レッスン

今週は2名の体験レッスンがあり、いずれも本受講へとつながった。鉛筆デッサンを体験されたお一人は、未経験ながら形のとらえ方や陰影表現に確かな力を見せた。もうお一人はアクリルのウェットオンウェット技法とヒマワリの静物画に挑戦し、「絵は苦手」という気持ちとは裏腹に丁寧な観察と表現ができており、その意外性を一緒に楽しみながら制作を進めた。

今週のハイライト

  • 小学生2名が初受講。落ち着いた様子で静物画に取り組み、幸先の良いスタートを切った
  • 体験レッスンから2名が本受講を決定
  • 中学生の風鈴づくりで、教室でも珍しい独自の仕上げ方が誕生
  • 大人の生徒による4時間連続受講。じっくりと自分のスタイルを追求する姿が印象的
  • 受験対策クラスで2枚目のデッサンに着手し、新たなステップへ

講師より

今週は初めて教室の扉を開けてくれた方が多く、緊張しながらも一生懸命に画材と向き合う姿に、こちらも背筋が伸びる思いだった。継続して通ってくれている生徒たちも、それぞれのペースで着実に自分の表現を深めており、同じモチーフでも一人ひとり全く違う作品が生まれてくることに、あらためて絵を描くことの面白さを感じる。これからも一人ひとりの「納得のいく表現」に寄り添いながら、安心して挑戦できる場をつくっていきたい。

今週の受講生の作品

講師のひとこと

今週も、それぞれの生徒さんが丁寧に向き合った作品が数多く仕上がりました。透明水彩の優しい滲みから、鉛筆デッサンの緻密な描き込みまで、画材ごとの魅力がしっかりと引き出された一週間でした。

作品No.0440「アジサイ②」は、アジサイの花と花瓶をモチーフに透明水彩で描いた作品です。塗り方に濃淡があり、全体的に優しいタッチで仕上げられています。色も鮮やかで、雰囲気の良い一枚です。

作品No.0441「食パン」は、食パンをモチーフにマット水彩で描いた作品です。デッサンで培ってきた技術を用いて形を正確にとらえ、そこにマット水彩で着彩を重ねています。やわらかく、思わずおいしそうに感じる仕上がりです。

作品No.0442「マジック」は、マジックをモチーフにマット水彩で描いた作品です。黒いマジックではありますが、その中にある色の変化までしっかりと感じ取り、塗り込んでいます。リアルな質感が伝わる一枚です。

作品No.0443「鉛筆デッサン①」は、鉛筆で描いたデッサン作品です。初めてのデッサンとのことでしたが、非常に丁寧に描写されていて、形・質感ともに高い完成度に仕上がっています。

作品No.0450「無題」は、猫のぬいぐるみを抱く女の子をモチーフにアクリルマーカーで描いた作品です。初めて使うアクリルマーカーでしたが、試し塗りをしながら慎重に塗り進め、非常に完成度の高いイラストに仕上げられています。

作品No.0444「静物画」は、果物と瓶をモチーフにアクリルガッシュで描いた作品です。初めての静物画とのことでしたが、大胆な構図に加え、モチーフの陰影やハイライト表現、テーブルの質感表現まで、何とも魅力的な作品に仕上がっています。

作品No.0445「静物画」は、桜と花瓶、テーブルクロスをモチーフにアクリルガッシュで描いた作品です。花瓶の透明感の表現が秀逸で、モチーフの存在感がしっかりと伝わってきます。

作品No.0446「静物画」は、ガクアジサイとレモン、テーブルクロスをモチーフにマット水彩で描いた作品です。ガクアジサイの鮮やかな青と、レモンをはじめとした全体的な黄色との対比が、とても素敵な仕上がりを生んでいます。

作品No.0447「ねこ」は、ネコをモチーフにオイルパステルで描いた作品です。柔らかい毛並みが柔らかいタッチで表現されているほか、目には複数のハイライトが入れられていて、ちょっと涙目のネコがどこか物語を感じさせます。

作品No.0448「静物画」は、バナナとリンゴ、オレンジをモチーフに描いた作品です。モチーフを大きく捉えながら、陰影やハイライトなど教わったことをよく聞き、上手に表現することができていました。

作品No.0449「静物画」は、レモン、みかん、カットオレンジをモチーフにマット水彩で描いた作品です。カットレモンの形の取り方が上手で、形に矛盾を感じさせません。初めての静物画とのことでしたが、上手な仕上がりです。

作品No.0451「静物画」は、青りんご、ステンレスジョッキ、缶コーラをモチーフにアクリルガッシュで描いた作品です。説明をする前からモチーフの陰影を把握しているなど、年長さんとは思えない観察力と集中力が光っていました。全体的に優しい色合いで、おしゃれな雰囲気にまとまっています。

一枚一枚に、それぞれの発見や工夫がしっかりと表れていて、講評をしながらいつも嬉しい気持ちになります。これからも技法の上達だけでなく、一人ひとりが「自分らしい表現」を見つけていく過程を、じっくりと見守っていけたらと思います。次の作品との出会いも、今からとても楽しみです。

画材ノート(Material Note)

『新版 基礎から身につく はじめてのデッサン』

基礎が身につくはじめてのデッサン|書籍画像|絵画教室ロク


今週の画材紹介コーナーでは、絵画教室ロクでも指導の際に活用しているデッサン入門書『新版 基礎から身につく はじめてのデッサン』をご紹介します。
著者は日本画家の梁取文吾氏(東京藝術大学大学院修了)。立方体や円柱といった基本の形の見え方から、静物・人物・動植物・石膏デッサンまで、無理なく段階を踏んで学べる構成になっています。中でも、木・布・金属・ガラスといった質感の描き分けに1章分のページが割かれている点は、「形はとれるけれど、なんとなく絵がのっぺりする」と感じている初心者の方にとって心強い内容です。
教室でも、受講生さんに形のとり方を説明する際、このページを一緒に開くことがよくあります。光と影のつき方が図解でわかりやすく示されていて、言葉だけでは伝えにくい部分をうまく補ってくれる一冊です。
これからデッサンを始めたい方はもちろん、独学で伸び悩みを感じている方にもおすすめしたい入門書です。



絵画教室ロクでは、名張市を中心に伊賀市・津市・宇陀市からも通いやすく、初心者から経験者まで目的に合わせて学べる環境を整えています。受験対策として基礎からしっかり学びたい方、大人の習い事として絵を楽しみたい方、子どもの情操教育として豊かな感性を育みたい方、それぞれに寄り添った指導を行っています。来週もまた、生徒のみなさんの表現力や想像力が広がる時間をお届けできればと思います。

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