0〜3歳の「なぐりがき」には
意味がある。
おうちでできる画材選びと
声かけの全ガイド
「何を描いているかわからない…」そのぐるぐる線が、実は子どもの心のサイン。幼児向けの指導を行う絵画教室ロクが、実際に参考にしている一冊を紹介します。
「絵が上手かどうか」より
大切なことを、知っていますか?
お子さんが紙にぐるぐると線を描いているのを見て、「何を描いているんだろう?」と思ったことはありませんか。
実は、その「なぐりがき」の一本一本に、子どもの気持ちや発達のサインが詰まっています。
絵画教室ロクでは、「上手さより、本人が納得して満足できること」を大切にした指導を行っています。その姿勢をより深めてくれた一冊が、今日ご紹介する本です。
幼児向け指導の参考として手に取ったのですが、「これは保護者の方にもぜひ読んでほしい!」と感じ、今回ご紹介することにしました。0〜3歳のお子さんへの画材選びに迷っている方にも、きっと役立つ内容です。
『クレパスではじめよう!
0〜3歳の気持ちと成長がわかる
おうちお絵かき』
▲ 『クレパスではじめよう!0〜3歳の気持ちと成長がわかるおうちお絵かき』舟井賀世子・サクラクレパス著
クレパスではじめよう!
0〜3歳の気持ちと成長がわかるおうちお絵かき
著者の舟井賀世子先生は、大阪の私立幼稚園で長年勤務し、絵画教育に50年以上携わってきたスペシャリストです。1万枚を超える子どもの絵を見てきた経験をもとに、「おうちでのお絵かきがいかに子どもにとって大切か」を、やさしく・わかりやすく伝えてくれます。
▲ 幼い手がクレパスのケースに手を伸ばす、はじめての一色を選ぶ瞬間。
「0〜3歳は成長の基礎を育む大切な年齢。はじめて画材に触れ、画用紙に向かう特別な時間を、すてきな思い出にしましょう。」
サクラクレパスとの共著という点も信頼感があります。長年、子ども向け画材を研究してきたメーカーと、保育・絵画教育の専門家がタッグを組んだ一冊です。
「うちの子の絵、これで合ってる?」
年齢ごとの表現の変化がわかる
この本の大きな特徴のひとつが、年齢ごとに「子どもがどんな表現をするのか」を丁寧に解説していること。わが子の絵を見る目がきっと変わります。
「触れる」ことが第一歩
感触・色・動きへの興味が芽生える時期。「描く」より「素材に触れる」体験そのものが大切。
なぐりがきに意味が宿る
ぐるぐる・ギザギザが「心の声」。どこに・どの大きさで描くかも、実は意味深い。
描いている間、脳は…
お絵かき中の子どもの脳活動についても、科学的な視点で解説されています。
「小さく絵を描く子」「筆圧が弱い子」「実物と違う色を使う子」——こうした「絵からわかる子どもの心のサイン」が具体的に紹介されており、子どもの気持ちに寄り添うヒントが詰まっています。
「何歳から何を使えばいい?」
幼児向け画材ガイド
幼い子への画材選びは「口に入れても安全?」「服が汚れない?」「何歳から使える?」など、迷うことが多いですよね。この本には各画材の特徴と使い方がコラム形式でまとめられており、プレゼント選びにも役立ちます。
柔らかく発色がよく、手でのばして混色もできる。最初に触れる画材として最適。幼稚園・保育園でも広く使われている定番画材。
おすすめ年齢:2歳〜洋服・床・壁についても水で落とせる設計。四角い形状で転がらず、小さな手でも持ちやすい。おうちお絵かきの安心感が段違い。
おすすめ年齢:1歳〜クレパスより硬めで折れにくく、手が汚れにくい設計。少し力が必要なため、手の発達が進んできた頃に使いやすい。
おすすめ年齢:2〜3歳〜太くて持ちやすく、服についても洗濯で落とせる安心設計。ダイナミックに線を引く楽しさを体験させてあげられる。
おすすめ年齢:1〜2歳〜クレヨン特有の硬さで線を描く感覚を楽しめる。水で落とせる安心感も。クレパスとクーピーの中間的な使い心地。
おすすめ年齢:2歳〜それぞれ年齢・場面・汚れへの対策によって向き不向きがあります。本書にはメーカーのサクラクレパスが監修したコラムがあり、具体的な使い方の提案が読みやすくまとまっています。
「上手!」より伝わる
魔法の声かけがあった
この本で特に印象に残ったのが、「お絵かき中にこれは言わないで!」というパートです。保護者がよかれと思ってかける言葉が、子どものやる気をそいでしまうことがあると知り、ハッとしました。
📝 本書が教えてくれる声かけのポイント
- ✓「上手!」より「○○描いたの!すごい!」と具体的に伝える
- ✓「何を描いたの?」と問いかけると子どもが語り出す
- ✓かきたくない子に興味を持たせる具体的なアプローチ
- ✓お手本を見せることが逆効果になる理由
- ✓描いた絵の「飾り方・保存の仕方」まで提案あり
「かけばかくほど上手になるの?」「絵のお手本は必要?」といった、保護者が気になる素朴な疑問にも、専門家の視点からしっかり答えてくれています。
購入前に気になる
よくある疑問
読んだ人が「震えた」と言う
理由がわかった
Amazonでの評価は★4.8(14件)、☆5が84%。お絵描き教室の先生から子育て中の保護者まで、幅広い方に支持されています。
この本を、教室でどう活かしているか
絵画教室ロクでは、年中(約4歳)から幼児向けの指導を行っています。この本に書かれている「0〜3歳の発達と絵の関係」は、4歳以降の子どもの表現を理解する上でも非常に役立っています。
教室では「講師の好みで作品を誘導しない」「受講生自身の表現を最優先する」ことを大切にしています。この本が伝える「子どもの絵からサインを読み取り、寄り添う」という姿勢は、まさに教室が大切にしている考え方と重なります。
🏠 こんな方におすすめです
- ✓0〜3歳のお子さんがいる保護者の方
- ✓幼児へのファーストアートギフトを探している方(画材選びの参考に)
- ✓子どもの「絵のサイン」を読み取れるようになりたい方
- ✓保育士・幼稚園教諭・子どもの指導に関わる方
- ✓クレパス・クーピーなど幼児向け画材を比較検討したい方
子どもの絵には、
宝物のようなサインが隠れています。
この一冊が、お子さんとのお絵かき時間を
もっと豊かで楽しいものにしてくれるはずです。









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