コピックの種類と選び方|スケッチ・チャオ・クラシックの違いと初心者におすすめのセット【アルコールマーカー入門】

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画材ガイド|アルコールマーカー入門
コピックの種類と選び方
はじめての1本はどれがいい?

スケッチ・チャオ・クラシックの違いから、全セットの選び方、紙や道具まで

コピックチャオ スタート24色セットの外観
コピックチャオ スタート24色セット

「コピックが気になるけれど、種類が多くてどれを買えばいいのか分からない」
「チャオとスケッチって、何が違うの?」
「セットにA・B・Cがあるけれど、どれを選べばいいの?」

こうした疑問をお持ちの方に向けて、三重県名張市の絵画教室ロクの講師(美術教師歴約20年)が、コピックの種類と違い、すべてのセットの特徴、一緒にそろえたい道具までをまとめました。

はじめてアルコールマーカーを使う方でも読み進められるように、専門用語はできるだけかみくだいて説明しています。

先に結論

迷ったら「コピックチャオスタート24色セット」から

  • 描き心地や色味の品質は、上位モデルのスケッチと同じ
  • 12色セットにはない緑系や濃いめの色も入り、人物から背景まで塗れる
  • 同じ系統で濃さの違う色(B00とB02など)があり、グラデーションの練習がしやすい

「どの色が必要か分からない」という方こそ、セットから始めるのがおすすめです。まずは気軽に試したい方には、12色セットもあります。チャオのセットを見る

コピックとは?アルコールマーカーの基本

コピックは、株式会社トゥーマーカープロダクツ(Tooグループ)が作っている日本製のアルコールマーカーです。1987年に最初のモデルが発売され、現在は世界70以上の国と地域で使われています。イラストやマンガ、デザイン、アート、クラフトなど、プロから趣味で楽しむ方まで幅広く愛用されている画材です。

アルコールマーカーとは

アルコールマーカーは、アルコールに溶ける染料インクを使ったマーカーです。インクの揮発性が高く乾きが早いので、色を重ねたり、2つの色をなじませてグラデーションを作ったりする表現に向いています。また、水を使わないので、水彩絵の具のように紙が水分を含んで大きく波打つ心配が少ないのも特徴です。

コピックならではの特徴

  • シリーズ全体で358色という豊富な色数
  • インクがなくなっても補充用インクで繰り返し使える
  • ペン先(ニブ)がすり減ったら交換できる
  • 色ごとに番号がついていて、似た色や濃さの違う色を探しやすい

「使い捨てではなく、手入れしながら長く付き合える画材」というのが、コピックのいちばんの魅力です。

コピックの種類は3つ|スケッチ・チャオ・クラシックの違い

現在、インクが入った状態で販売されているコピックのマーカーは、コピックスケッチ、コピックチャオ、コピッククラシックの3種類です。どれも使われているインクの品質は同じで、共通の補充用インクが使えます。違いは主に、色数・ペン先・本体の形・インクの量です。

コピックチャオコピックスケッチコピッククラシック
位置づけエントリーモデルスタンダードモデルロングランモデル
色数180色358色214色
ペン先スーパーブラシ
ミディアムブロード
スーパーブラシ
ミディアムブロード
ブロード
ファイン
本体の形丸型楕円形四角形
1本の価格
(税込)
330円495円638円
補充1回の量約1.4ml
(インク1本で約9回)
約1.8ml
(インク1本で約7回)
約2.5ml
(インク1本で約5回)
向いている人はじめての方
お子さま
イラストを
本格的に描きたい方
デザイン画
グラフィック

※価格・仕様は2026年10月時点のコピック公式サイト掲載情報です。通販サイトでの販売価格は異なる場合があります。

コピックチャオ|はじめての方向けのエントリーモデル

コピックチャオは、インクの量と色数をおさえることで、手に取りやすい価格にしたモデルです。色数は全358色の中から選ばれた180色。ペン先はスケッチと同じスーパーブラシ(筆タイプ)とミディアムブロード(太字タイプ)で、描き心地や色味の品質もスケッチと同じです。

本体は丸型で、キャップは誤飲対策の安全キャップ構造になっています。「まずはコピックを試してみたい」「子どもに初めての本格マーカーを」という方に向いています。

コピックスケッチ|358色そろうスタンダードモデル

コピックスケッチは、シリーズ最多の358色をそろえた、いちばん人気のモデルです。ペン先はチャオと同じ2種類で、スーパーブラシはほどよくコシがあり、使いやすいと評判です。

インクの量がチャオより多く、キャップには色番号と色名が印字されています。肌の色や影の色など、微妙な色の違いにこだわりたい方におすすめです。

コピッククラシック|デザイン画向けのロングランモデル

コピッククラシックは、1987年に最初に発売されたモデルです。四角い本体に、幅の広いブロードニブと細かい描き込みに向いたファインニブがついています。ペン先の形がスケッチやチャオとは違い、筆タイプではありません。

主にデザイン画やグラフィックイラストなどで使われています。イラストの色塗りを楽しみたい初心者の方は、まずスケッチかチャオから始めるのがよいでしょう。

コピックワイドについて

ペン先の幅が21mmある「コピックワイド」は、背景など広い面を塗るためのモデルです。現在はインクの入っていない空ペンのみの販売となっていて、好きな色のコピックインクを入れて使います。

初心者はどれを選ぶ?目的別の選び方

迷ったときは、「何を描きたいか」「どのくらい続けたいか」で選ぶのがおすすめです。

はじめての方

コピックチャオ

手頃な価格で始められて、描き心地はスケッチと同じ。お子さまや、まず試してみたい方に。

チャオのセットへ →
色にこだわりたい方

コピックスケッチ

358色から選べるので、肌色やグレーなど微妙な色の差を表現したい方に。

スケッチのセットへ →
デザイン用途

コピッククラシック

ファインニブで細い線が引けるので、デザイン画やグラフィックの制作に。

クラシックのセットへ →

はじめての方は、まずセットから

公式サイトでは、好きな色や描きたいものに使える色から選び、足りない色を買い足していく方法が紹介されています。ただ、まったくはじめての方は「好きな色」や「必要な色」がまだ分からないことも多いものです。まずはセットで購入して、描きながら「この色がほしい」と感じた色を1本ずつ買い足していくのがおすすめです。チャオとスケッチはインクの品質が共通なので、チャオで始めて、チャオにない色だけスケッチで買い足すこともできます。

コピックチャオのセット一覧

チャオのセットは、12色から順に色が追加されていく構成になっています。グラデーションの練習をしたい方や、人物から背景まで描きたい方には24色セットがおすすめです。まずはお試しで、という方は12色セットから始めて、あとから単品で買い足す方法もあります。

セット定価(税込)特徴
スタート12色3,960円入門用に厳選。淡い色が中心
スタート24色7,920円12色セットに12色を追加
スタート36色11,880円茶色(E系)やグレーも加わり色相のバランスがよい
スタート72色23,760円各色相の幅が充実。プレゼントにも人気

※定価はコピック公式サイト掲載の価格です。

まずはお試しで公式ガイドブック連動

コピックチャオ スタート12色セット

定価 3,960円(税込)

公式が「イラストを描くための入門用として厳選」したセットです。重ね塗りや混色で色の幅を出せるように、淡い色を中心に選ばれています。公式ガイドブック『12色でスタート!はじめてのコピックイラスト』の内容と連動しています。手頃な価格でコピックの描き心地を試せる一方、緑系や黄緑系は入っていません。

迷ったらこれグラデーションの練習に公式ガイドブック連動

コピックチャオ スタート24色セット

定価 7,920円(税込)

スタート12色セットに12色を追加したセットです。12色セットにはない緑系(G02・G17)や黄緑(YG11)、V15やB23のような濃いめの色が加わり、明るい色から暗い色まで幅が出ます。B00とB02のように同じ系統で濃さの違う色もあるので、グラデーションの練習にも向いています。公式ガイドブック『24色でできる!はじめてのコピック背景』の内容と連動していて、人物だけでなく背景まで塗ってみたい方にもおすすめです。

バランス重視

コピックチャオ スタート36色セット

定価 11,880円(税込)

スタート24色セットに12色を追加したセットです。茶色(E系)やグレーなども加わり、色相のバランスがよい配色になっています。公式では、コミックイラストに限らず、チャオを使ってみたい方にもおすすめとされています。

たっぷり選びたい方にプレゼントにも

コピックチャオ スタート72色セット

定価 23,760円(税込)

入門用におすすめの淡い色や彩度の高い色をベースに、各色相の幅を充実させたセットです。グラデーションが作りやすく、豊富な色数から直感的に色選びを楽しめます。

コピックスケッチのセット一覧|12色セットA・B・Cの違い

スケッチのベーシックセットは、12色セットA・B・Cの組み合わせでできています。24色セットはAとB、36色セットはA・B・Cを合わせた配色です。まずはA・B・Cの違いを見てみましょう。

A

グレー中心のセット

クールグレーとウォームグレーが中心。淡い色はグレーの差し色に。カラーレスブレンダー(0)とブラック(100)入り。

B

人物向けの肌色・茶系

人物を描くのに使いやすいベージュ・茶系に、元気さを感じさせる赤・黄・緑・青を加えた構成。

C

ビビッドな基本色

鮮やかな基本色をそろえたセット。グラフィックアートなど、アルコールマーカーならではの色の鮮やかさを楽しみたい方に。

※色の丸はイメージです。実際のセット内容は各商品ページでご確認ください。

A・B・Cの選び方

人物イラストを描きたいならB、影や立体感の表現を練習したいならA、鮮やかな色で楽しみたいならCが目安です。迷ったら、AとBを合わせた24色セットから始める方法もあります。

グレー中心

コピックスケッチ ベーシック12色セットA

定価 5,940円(税込)

デザインやアートに向いた色を選んだスターティングセットです。グレーのトーンが中心で、淡い色はグレートーンの差し色に使えます。

人物イラスト向け

コピックスケッチ ベーシック12色セットB

定価 5,940円(税込)

人物を描くのに使いやすいベージュ・茶系の色と、R43、Y02、G02、B12など元気さ・生命感を感じさせる色で構成されています。

ビビッドカラー

コピックスケッチ ベーシック12色セットC

定価 5,940円(税込)

ビビッドな基本色をそろえたセットです。グラフィックアートなど、アルコールマーカーならではの色の鮮やかさを楽しみたい方に。

スケッチを始める方にA+B

コピックスケッチ ベーシック24色セット

定価 11,880円(税込)

12色セットAとBを合わせた配色で、公式では「コピックを始めて使う方におすすめ」とされています。扱いやすい淡い色や明度の高い色がバランスよくそろっています。

A+B+C用途を問わず

コピックスケッチ ベーシック36色セット

定価 17,820円(税込)

12色セットA・B・Cの3種類を組み合わせたセットです。淡い色とビビッドな色がそろい、色相のバランスもよく、イラスト・アイデアスケッチ・アート・デザインなど用途を問わず使えます。

中間色・濁色も充実

コピックスケッチ ベーシック72色セット

定価 35,640円(税込)

ベーシック36色セットに、中間色・濁色を中心に追加したセットです。コピックならではの色味も多く、プロ・アマ問わず着彩を楽しめます。

パステルカラー買い足しにも

コピックスケッチ コミックイラスト24色セット

定価 11,880円(税込)

コミックイラストで人気の、パステルカラー系の淡い色を中心にしたセットです。混色やグラデーションがしやすい色が選ばれていて、公式では、すでにコピックを単品で持っている方にもおすすめとされています。

コピッククラシックのセット一覧

クラシックのセットは、基本色のセット、グレーだけを集めた12色セット(4種類)、72色セット(A・B・C)の全9種類です。

基本色のセット

原色系の基本色

コピッククラシック 12色セット

定価 7,656円(税込)

デザインのシーンでよく使われる、原色系の基本色がそろったセットです。ブラック(100)入り。

デザイン教材にも

コピッククラシック 36色セット

定価 22,968円(税込)

デザイン分野でよく使われる基本色とグレーをそろえたスターティングセットで、デザイン教材としても選ばれています。クールグレーとウォームグレーが5色ずつ入っています。

グレーの12色セット|CG・NG・TG・WGの違い

グレーのセットは、どれもグレー11色(0〜10番の濃淡)に1本が加わった12色構成です。違いは、グレーの色味と追加の1本です。

CG

クールグレー

青みのある、すっきりしたグレー。+ブラック(100)

NG

ニュートラルグレー

かたよりの少ないグレー。+スペシャルブラック(110)

TG

トナーグレー

コピックのグレーの一系統。+カラーレスブレンダー(0)

WG

ウォームグレー

黄みのある、あたたかいグレー。+カラーレスブレンダー(0)

※色の丸はイメージです。定価はいずれも7,656円(税込)です。

CG

コピッククラシック 12色セットCG

クールグレー(C-0〜C-10)11色とブラック(100)のセットです。

NG

コピッククラシック 12色セットNG

ニュートラルグレー(N-0〜N-10)11色とスペシャルブラック(110)のセットです。

TG

コピッククラシック 12色セットTG

トナーグレー(T-0〜T-10)11色とカラーレスブレンダー(0)のセットです。

WG

コピッククラシック 12色セットWG

ウォームグレー(W-0〜W-10)11色とカラーレスブレンダー(0)のセットです。

72色セット|A・B・Cの違い

A

鮮やかなデザイン色

デザイン関係でよく使う系統の色が充実。発売当時からの色が中心で、鮮やかな色が多いセット。

B

4系統のグレーが充実

コピックの特徴である4系統のグレーが充実。原色・淡色・グレー系統がバランスよく入ったセット。

C

緑系とアースカラー

緑系とアースカラーが豊富。ファッションデザインやイラストに向いたセット。

※定価はいずれも45,936円(税込)です。A・B・Cは入っている色が異なります。

72色A

コピッククラシック 72色セットA

デザイン関係でよく使う系統の色が充実したセットです。無色のブレンダー(0)、ブラック(100)、スペシャルブラック(110)も入っています。

72色B

コピッククラシック 72色セットB

4系統のグレーが充実し、原色、淡色、グレー系統がバランスよく入ったセットです。

72色C

コピッククラシック 72色セットC

緑系とアースカラーが豊富で、ファッションデザインやイラストに向いたセットです。

コピックの色番号の読み方

コピックのキャップには「B000」「R27」のような番号がついています。この番号の意味が分かると、単品で買い足すときの色選びがぐっと楽になります。

B色記号
(大まかな色)
0色系統
(色味のグループ)
00明度
(色の濃さ)
  • アルファベット(色記号):大まかな色を表します。たとえば R は赤、YG は黄緑です。
  • 最初の数字(色系統):色味が近いものごとに、0から9のグループに分けた数字です。
  • 残りの数字(明度):色の濃さを000から9までの段階で表します。数字が小さいほど薄く、大きいほど濃い色です。

たとえば「B000」はとても薄い青、「B95」はくすみのある濃いめの青です。アルファベットと最初の数字が同じ色は似た色味なので、同じグループで濃さの違う色を選ぶと、グラデーションが作りやすくなります。

一緒にそろえたい道具

マーカーをそろえたら、次はこれらの道具があると、もっと描きやすく、長く使えるようになります。

まず1本ぼかし・修正

カラーレスブレンダー(0番)

全358色の中で唯一、色の入っていないインクです。色の上から塗ってぼかしたり、はみ出して塗ってしまったインクをある程度修正したりできます。

初心者の方にもおすすめの紙

コピック ペーパーセレクション 特選上質紙

コピック純正の紙で、公式では、インクがにじみにくく初心者の方にもおすすめとされています。とてもなめらかで、マルチライナーなどでのペン画にも向いています。紙の選び方は次の章で詳しく紹介します。

長く使うために全358色

コピックインク(補充用インク)

定価 462円(税込)/12ml

インクがかすれてきたら、本体を買い直さずに補充できます。1本でチャオなら約9回、スケッチなら約7回分。色ごとに販売されているので、よく使う色から用意しておくと安心です。下のリンクは、淡いピンクの「R000 チェリー・ホワイト」の例です。

交換ニブ(ペン先)

使い続けてペン先がすり減ったり傷んだりしたときは、ペン先だけを交換できます。下の2つは、スケッチとチャオに共通のニブです。クラシックはペン先の種類が違うので注意しましょう。

スケッチ・チャオ共通

交換ニブ スーパーブラシ

定価 462円(税込)/3本入り

筆タイプのペン先です。耐久性があり柔軟で、細い線も太い線も描けます。

スケッチ・チャオ共通

交換ニブ ミディアムブロード

定価 462円(税込)/10本入り

太字タイプのペン先です。使う面や角度を変えると、いろいろな太さの線が引けます。

線画用のペン

コピックで色を塗る前に線画を描く場合は、コピックのインクでにじまない耐水性・耐アルコール性のペンを選びましょう。

新製品耐水性・耐アルコール性

コピック マルチライナープラス 8色カラーセット 0.1

定価 2,376円(税込)

耐水性・耐アルコール性の顔料インクを使った新しいドローイングペンです。線幅0.1の定番8色(ブラック、クールグレー、ウォームグレー、セピア、ブラウン、ワイン、コバルト、フォレスト)が1本ずつ入っています。ペン先の交換やインクの補充もできます。黒以外の色で線画を描くと、やわらかい雰囲気に仕上がります。

※従来のコピック マルチライナー各種は、公式サイトで出荷終了のお知らせが出ています(2026年10月)。

コピックに合う紙の選び方|画用紙は使える?

家にある画用紙でも塗ることはできますが、あまり向いていません。画用紙はインクの吸い込みが強く、表面がざらざらしているため、色がくすんだり、ムラや筋が残ったり、インクの減りが早くなったりしやすいからです。

向いている紙

  • ケント紙:表面がなめらかで目が詰まっていて、ムラが出にくい定番の紙です。
  • コピック純正の紙(ペーパーセレクション):インクがにじみにくく初心者の方にもおすすめとされる特選上質紙、白くて発色がよくイラストに向いたカスタムペーパー、表面に少し凹凸があってグラデーションが作りやすい厚手の画学紙など、紙質の違う紙がそろっています。
  • コピー用紙:なめらかで練習用にぴったりです。薄いので裏抜けはします。

下敷きを忘れずに

アルコールマーカーはどの紙でも裏までしみやすいので、描くときは下に不要な紙を1枚敷いておきましょう。

ほかのアルコールマーカーとの違い

最近は、たくさんの色が手頃な価格でそろうアルコールマーカーも増えています。たとえば下の写真は、Ohuhu(オフフ)のマーカーペン 筆タイプ 72色73本セットです。コピックと同じように、筆タイプと太字タイプの両頭になっています。

Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 72色73本セットの外観
Ohuhu マーカーペン 筆タイプ 72色73本セット

「コピックは高いから、まずは手頃なもので試したい」と考えるのは自然なことです。コピックの強みは、次のような「長く使い続けられる仕組み」にあります。

  • 1本ずつ、好きな色を買い足せる
  • 補充用インクとペン先の交換で、本体を長く使える
  • メーカーが「同じ色を作り続けること」にこだわっている

一方で、手頃なマーカーには「たくさんの色を一度に試せる」という良さがあります。補充インクやペン先交換の有無は、メーカーや商品によってさまざまです。

どちらが正解ということはありません。「まずは手頃なマーカーで楽しさを知り、続けたくなったらコピックへ」という始め方も、十分におすすめできる選び方です。

コピックチャオと、写真のOhuhuのマーカーを実際に描き比べたレビューは、別の記事で紹介する予定です。

きれいに塗るためのポイント

パーツごとに、乾く前に塗り切る

アルコールマーカーは乾きが早いため、途中で乾いてしまうと、乾いたところと塗り足したところの差がムラになりやすくなります。髪、顔、服など、パーツごとに区切って、乾く前に一気に塗り切ることが大切です。グラデーションを作るときも、インクが乾かないうちに次の色をなじませると、きれいに仕上がります。紙をなめらかなものに変えるだけで、塗りやすくなることもあります。

薄い色から塗り始める

コピックは、同じ色でも重ね塗りすると濃くすることができます。薄い色から塗り始めて、少しずつ重ねていくと、失敗したときもやり直しがききます。

ペン先がかすれる・インクが出ない

インクが少なくなっているときは補充しましょう。キャップの閉め忘れは、ペン先の乾燥につながります。また、暖房器具の当たる場所など、高温で乾燥する場所に長く置いておくと、キャップを閉めていても中のインクまで乾いてしまうことがあります。使い終わったら、キャップをしっかり閉めて保管しましょう。

においが気になる

アルコール特有のにおいがあるので、部屋で長い時間使うときは、適度に換気をしながら使いましょう。

印刷した線画がにじむ

インクジェットプリンターで印刷した線画は、インクの種類によってはコピックのインクで線が溶けてしまうことがあります。本番の前に、すみの方で試し塗りをしておくと安心です。

コピックのよくある質問

コピックは子どもでも使えますか?
コピックの公式サイトに対象年齢の記載はありませんが、絵画教室ロクでも、コピックを持っていてイラストなどを描いている小学生の受講生が複数います。コピックチャオは、キャップが誤飲対策の安全キャップ構造になっています。長い時間使うときは換気をしながら、小さなお子さまは大人と一緒に使うと安心です。
チャオとスケッチ、どちらを買えばいいですか?
はじめての方や、続けられるか分からない方はチャオがおすすめです。ペン先の形と、描き心地や色味の品質はスケッチと同じです。色数を重視するならスケッチを選びましょう。
チャオとスケッチを一緒に使っても大丈夫ですか?
大丈夫です。インクの品質は同じで、補充用インクも共通です。
最初はどの色をそろえればいいですか?
好きな色や描きたいものに使う色から選ぶのが基本ですが、はじめての方は何を選べばいいか分からないことも多いので、まずはセットから始めるのがおすすめです。描いていくうちに「この色がほしい」と思った色を、1本ずつ買い足していきましょう。
スケッチの12色セットA・B・Cは、どれがいいですか?
人物イラストならB、グレーで影や立体感を練習したいならA、鮮やかな色を楽しみたいならCが目安です。迷ったら、AとBを合わせた24色セットから始める方法もあります。
画用紙やスケッチブックでも使えますか?
使えますが、吸い込みが強い紙ではムラが出やすく、インクの減りも早くなります。きれいに塗りたいときは、ケント紙やマーカー用の紙を選びましょう。練習ならコピー用紙でも十分です。
インクがなくなったら買い直しですか?
いいえ、補充用の「コピックインク」で補充できます。ペン先も交換できるので、本体は長く使えます。

講師からのひとこと

絵画教室ロク 講師より

画材を選ぶとき、「プロと同じものをそろえなければ」と考えてしまう方は少なくありません。でも、いちばん大切なのは、描いていて楽しいと感じられることです。

コピックは色の数が多いぶん、「どの色を使えば正解なんだろう」と迷うこともあると思います。そんなときは、まず塗ってみて「この色、好きだな」と感じる色を大事にしてください。上手に塗れたかどうかより、自分が納得できる色に出会えることのほうが、ずっと次の一枚につながります。

道具は、あなたの表現を助けてくれる相棒です。無理のない範囲で、少しずつ自分の色を増やしていきましょう。

まとめ

  • コピックのマーカーは、チャオ・スケッチ・クラシックの3種類
  • はじめての方には、手頃で描き心地がスケッチと同じチャオがおすすめ。迷ったらスタート24色セットから
  • はじめては「セット」で購入し、足りない色を1本ずつ買い足す
  • スケッチの12色セットは、A=グレー中心、B=人物向け、C=ビビッドカラー
  • インクの補充とペン先の交換で、長く使い続けられる
迷ったらこのセットから

コピックチャオ スタート24色セット

定価 7,920円(税込)

緑系や濃いめの色も入っていて、グラデーションの練習から人物・背景まで、はじめての1セットとして幅広く楽しめます。描きながら「この色がほしい」と感じた色を、単品で買い足していきましょう。

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絵を描く楽しさを、もっと身近に

三重県名張市の絵画教室ロク(赤目口駅から徒歩約4分)では、鉛筆デッサンや透明水彩、アクリル画などを、少人数・個別指導で行っています。絵が苦手な方、はじめての方も大歓迎です。

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