三重・関宿の町並みと今週の絵画教室|透明水彩・鉛筆デッサン・子どもから大人まで|絵画教室ロク通信|絵画日和 vol.014(1/27〜2/1)

絵画教室ロク|絵画日和アイキャッチ画像|関宿 今週の絵画教室(Weekly Report)
今週の絵画教室(Weekly Report)

いま、ここに。

日々の出来事や季節の風景、絵に関する考えなど、さまざまなことを取り上げる講師コラムです。

三重県亀山市・関宿 ― 絵にしたくなる町並み

絵画教室ロク通信「絵画日和」|関宿の画像|アールグレイ

三重県亀山市にある関宿(せきじゅく)を訪れました。
関宿は、東海道五十三次の47番目の宿場町として栄え、現在も江戸時代の町並みが約1.8kmにわたって残る、全国的にも貴重な歴史地区です。国の重要伝統的建造物群保存地区
にも選定されており、観光地としてだけでなく、町並みそのものが文化財といえる場所です。

歩いていると、派手さはないものの、どこか懐かしく落ち着いた空気が漂い、自然と足取りがゆっくりになります。この「時間の流れが緩やかになる感じ」こそが、関宿の最大の魅力かもしれません。

九關山 地蔵院・寶藏寺 ― 空間そのものが絵になる寺院

絵画教室ロク通信「絵画日和」|関宿の画像|九關山 地蔵院・寶藏寺

関宿の中でも特に印象に残ったのが、
九關山 地蔵院、**寶藏寺(ほうぞうじ)**といったお寺です。

これらの寺院は、建物の意匠だけでなく、

  • 境内の広がり
  • 建物同士の配置バランス
  • 光と影の入り方
  • 静けさの中にある空気感

といった空間全体の構成がとても魅力的で、
自然と「これは絵にしたくなるな」と感じさせられます。

建築スケッチとしても、風景画としても成立し、
写実的に描いても、少し抽象的に表現しても面白そうなモチーフが揃っている場所です。

向かいの食事処「会津屋」 ― 建物とのれんが生む風情

絵画教室ロク通信「絵画日和」|関宿の画像|会津屋

地蔵院の向かいにある食事処**「会津屋」**も、とても印象的でした。
町家の佇まいとのれんの組み合わせが美しく、
関宿らしい穏やかな風情を感じさせてくれます。

のれんは、形がシンプルでありながら動きがあり、
絵に取り入れると画面にやわらかさや生活感が生まれます。
関宿には、こうした何気ない日常の風景が、そのまま絵になる場所が多くあります。

郵便局や百五銀行までもが景観に溶け込む町

絵画教室ロク通信「絵画日和」|関宿の画像|百五銀行

さらに印象的だったのが、
郵便局百五銀行といった現代の施設までもが、
町並みに調和する外観で建てられていることです。

通常なら風景から浮いてしまいがちな建物が、
ここでは違和感なく町並みに溶け込み、
「町全体がひとつの風景画のようだな」と感じさせられました。

これは、関宿が単なる観光地ではなく、
暮らしの場としての歴史ある町並みを大切に守り続けている場所であることを強く感じさせる点でもあります。

カフェ「アールグレイ」 ― 外観から伝わる静かな魅力

今回は中には入りませんでしたが、
カフェ**「アールグレイ」**の外観も、とても落ち着いた雰囲気で、
関宿の町並みに自然に溶け込んでいる印象でした。

派手な装飾がなくても、建物の佇まいや入口まわりの構成だけで、
十分にスケッチや絵画の題材になる、そんな存在感を放っていました。

関宿は、絵画の題材の宝庫

絵画教室ロク通信「絵画日和」|関宿の画像|かねき

関宿を歩いていて感じたのは、

どこを切り取っても、どこか懐かしく、そして絵になる

ということでした。

  • 建物の輪郭や屋根の重なり
  • 格子窓のリズム
  • のれんの動き
  • 路地の奥行き
  • 人の気配が残る静かな空間

こうした要素は、水彩画、鉛筆デッサン、ペン画など、
さまざまな画材や表現方法と相性が良く、
初心者の方から経験者の方まで楽しめるモチーフになります。

三重県亀山市・関宿は、
観光として訪れても魅力的であり、同時に絵画の題材としても非常に優れた町並みだと感じました。

絵画教室ロク通信「絵画日和」|関宿の画像|meijiya

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今週の絵画教室

雪がちらつく日もあれば、桜の風景に春の気配を感じる日もあり、季節の移ろいが感じられる一週間でした。教室では、子どもから大人まで、それぞれが静かに集中し、自分のペースで制作に向き合う時間が流れていました。


① 子どもクラス

果物の静物画や動物モチーフ(ゴリラ・コアラ・ウサギ)を、マット水彩・オイルパステル・クレパスなどさまざまな画材で制作しました。陰や影法師、毛並みの表現などに挑戦し、観察したことをどう画面に反映するかを工夫する姿が見られました。形や色だけでなく、質感や表情まで意識した表現が増え、作品の完成度が一段と高まっています。

② 大人クラス(昼)

田園風景のペン画着彩や、生け花・果物・風景の透明水彩に取り組みました。薄塗りを重ねることで線と色を調和させたり、質感に応じたハイライトを工夫したりと、表現の幅を広げる制作が続いています。描写の精度だけでなく、画面全体の雰囲気づくりにも意識が向くようになってきました。

③ 中高クラス

中学生は果物と瓶の鉛筆デッサンに取り組み、明暗や質感を整えながら立体感を高めました。高校生は静物デッサンの構図取りや下描きにじっくり時間をかけ、比率や形の精度を丁寧に確認しています。集中力が安定し、途中で修正を重ねる姿勢が自然に身についてきています。

④ 受験対策クラス

立方体や円柱、円錐などの石膏デッサンに取り組み、縁辺処理や明暗調整、影の質感表現を中心に練習しました。描いては離れて見直す工程を繰り返すことで、立体感と完成度が大きく向上しています。観察力と修正力の両面で、確かな成長が感じられる一週間でした。

⑤ 体験レッスン

中学生の体験参加があり、アクリルによる雪山表現と鉛筆デッサンに挑戦しました。初めてとは思えないほど、山肌の質感や形の取り方がしっかりとしていました。

⑥ 夜クラス(大人)

円柱と立方体の鉛筆デッサンでは、反射光や縁辺処理、影法師の考え方を学び、「知らなかったことばかりです」と驚きながらも、じっくり集中して取り組まれていました。別の日には、毛糸玉とテーブルクロスの鉛筆デッサンに取り組み、チェック柄の歪みや折り目を丁寧に観察しながら、布の立体感を表現していきました。


今週のハイライト

  • ステンレスや布など、素材感の違いを意識した表現が各クラスで深まったこと
  • 子どもクラスで、動物モチーフの表情や質感表現が大きく向上したこと
  • 受験対策クラスで、影や縁辺処理への理解が一段階進んだこと
  • 雪の日でも、教室内は落ち着いた集中時間が保たれていたこと

講師より

今週は、質感や光の扱いといった「一段深い観察」に自然と踏み込める場面が多くありました。描いては見直し、また描くという往復の中で、どのクラスも確かな成長が感じられます。これからも、それぞれのペースを大切にしながら、描く時間そのものを楽しめる教室でありたいと思います。

今週の受講生の作品


今週も、動物、静物、風景と題材も画材も幅広く、どの作品からも「描くことを楽しんでいる様子」が伝わってくる一週間でした。それぞれが自分なりの見方や工夫を大切にしながら制作していて、表現の幅がどんどん広がってきているのを感じます。

作品No.0274「ゴリラ」では、エンボスペンとオイルパステルによる体毛表現と、ゴリラの表情がとても印象的で、力強さの中に優しさも感じられる作品に仕上がっていました。
作品No.0275「コアラ」は、形や色がはっきりしていて、大人のイラストのような完成度の高さがありつつ、どこか素朴でかわいらしい魅力もある一枚でした。
作品No.0278「静物画」では、混色や指でこすったボケ表現など、さまざまな技法を使いながら、果物の立体感をとても豊かに表現できていました。
作品No.0280「静物画」では、透明水彩の薄塗りを重ねることで、果物の陰や映り込みまで丁寧に描かれており、深みのあるリアルな仕上がりが印象的でした。

大人作品では、作品No.0281「鉛筆デッサン④」が、毛糸玉や刷毛の金属部分など、それぞれの質感を的確に捉え、やさしいタッチの中に高い完成度が感じられる一枚でした。
作品No.0284「習作」は、キャンバスに置く絵の具の量を意識しながら無駄なく制作され、湖面の波や夕焼け雲の表現がとても美しく、静かな時間の流れを感じさせる作品でした。

今週の作品からは、観察する力、工夫する力、そして「こう描きたい」という気持ちが、どの世代の方からも伝わってきました。それぞれのペースで、楽しみながら続けていく中で、これからどんな表現に出会えるのか、とても楽しみです。

画材ノート(Material Note)

🎨 Schmincke Horadam Aquarell(シュミンケ・ホラダム/ドイツ)

Schmincke(シュミンケ)のホラダム透明水彩絵の具は、世界的に「最高峰クラス」と評価されているアーティストグレード水彩です。
最大の特徴は、ほぼすべての色が単一顔料構成であること。混色しても濁りにくく、色同士の重なりが美しく保たれます。

重ね塗り、グラデーション、淡彩表現のいずれにおいても、
透明感が失われにくく、色の純度が非常に高いため、
繊細な風景画から緻密な描写まで、幅広い表現に対応できます。

また、耐光性・発色・色の安定性のすべてが世界最高水準で、
時間が経っても色味が変わりにくく、作品として長く残したい方にも安心して使える絵の具です。

発色は強いですが、決して派手すぎず、
水で伸ばしたときの階調の美しさや、紙への定着の良さも非常に優秀で、
「水彩らしい透明感」を最大限に活かした制作が可能になります。

向いている方

・展覧会出品や本格制作を行う方
・混色の濁りを避け、顔料性能を最大限に活かしたい方
・長期保存性・品質の安定性を重視する方


🖌 Schmincke ホラダム チューブ12色セット(基本色)


🎨 【2026年最新版】透明水彩絵の具おすすめ完全ガイド|チューブタイプ厳選比較


絵画教室ロクでは、名張市を中心に伊賀市・津市・宇陀市からも通いやすく、初心者から経験者まで目的に合わせて学べる環境を整えています。受験対策として基礎からしっかり学びたい方、大人の習い事として絵を楽しみたい方、子どもの情操教育として豊かな感性を育みたい方、それぞれに寄り添った指導を行っています。来週もまた、生徒のみなさんの表現力や想像力が広がる時間をお届けできればと思います。

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