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いま、ここに。
日々の出来事や季節の風景、絵に関する考えなど、さまざまなことを取り上げる講師コラムです。
名張の春を呼ぶ祭り「八日戎」へ行ってきました

2月初旬、名張の町に少しずつ春の気配を運んでくれる行事があります。
それが、名張市鍛冶町の蛭子神社で行われる「八日戎(ようかえびす)」です。
今年は宵宮祭に足を運び、えびす汁をいただき、吉兆を授かり、ハマグリも購入してきました。今回は、その体験とともに、八日戎の歴史や意味についてもご紹介したいと思います。
■ 八日戎とは? ― 約350年以上続く名張の伝統行事
名張の八日戎は、江戸時代から続くといわれる約350年以上の歴史を持つ行事です。
もともとこの地域では、山間部の名張と伊勢湾沿岸地域の人々が、
**山の幸と海の幸を物々交換する市(いち)**を開いていました。
その市が立っていた日が「八日」であったことから「八日市」と呼ばれ、
やがて蛭子神(えびすさま)を祀る信仰と結びついて、現在の「八日戎」へと発展したと伝えられています。
名張は海から遠い土地ですが、今でも八日戎の日にはハマグリが欠かせません。
これは、当時の海産物交易の名残ともいわれ、名張ならではの文化として今も受け継がれています。
八日戎は単なるお祭りではなく、
商売繁盛・家内安全・一年の無事を願う祈りの行事として、地域の人々に大切に守られてきました。
■ 宵宮祭へ ― まずはえびす汁から

今年は宵宮祭の時間帯に訪れました。
夕方に近づくにつれて参道は人で賑わい、露店の明かりと冬の冷たい空気が相まって、独特の温かい雰囲気に包まれていました。
まずいただいたのが、名物のえびす汁。
大鍋でふるまわれるこの汁には、ハマグリが入り、酒粕の風味が効いた体が芯から温まる味です。
一杯飲んだだけで、
「このお祭りは、寒い冬の終わりを知らせる行事なんだな」
と、自然と実感できるような、そんな味わいでした。
■ 吉兆を授かる ― 一年の願いを形に

次に向かったのが、**吉兆(けっきょ)**の授与所です。
吉兆とは、ネコヤナギの枝に
鯛・小判・俵・宝袋などの縁起物を飾り付けたもので、
商売繁盛や家内安全、福徳円満を願って授かります。
福娘さんが一つひとつ手渡してくださるその様子には、
単なる物のやり取り以上の「祈りの文化」が感じられました。
教室でも、
「今年も良い出会いや制作に恵まれますように」
という気持ちを込めて、吉兆を持ち帰ることにしました。
■ ハマグリを買う ― 名張ならではの八日戎文化

そして、八日戎といえばやはりハマグリ。
露店には、殻付きのハマグリがずらりと並び、
この日ばかりは名張の家庭でもハマグリ料理を食べる風習が今も残っています。
山の町・名張で、なぜハマグリなのか。
それは、江戸時代の物々交換市の名残が、
今も「食文化」として生き続けている証でもあります。
私も一袋購入し、
その日の夜、酒蒸しにしていただきました。
祭りの余韻とともに味わうハマグリは、どこか特別な一品でした。
■ 八日戎は「地域の記憶」が生きている場所

今回改めて感じたのは、
八日戎は単なるイベントではなく、名張という土地の歴史と記憶が今も生きている行事だということです。
・山と海をつなぐ交易の記憶
・一年の無事を願う祈り
・人と人が集い、言葉を交わす場
それらが、えびす汁の湯気や、吉兆の飾り、ハマグリの殻の中に、静かに息づいているように感じました。
■ 絵画教室ロクとして思うこと
絵画教室ロクでは、
「技術」だけでなく、「感じること」「見ること」「考えること」を大切にしています。
八日戎のような行事も、
実はそのまま観察力・感性・表現の種になるものだと感じます。
人の動き、提灯の光、湯気の立ちのぼり方、
吉兆の色彩、露店の並び、冬の空気感――
こうした体験は、写真や資料だけでは得られない、
実感をともなった“見る力”を育ててくれます。
■ まとめ
名張の八日戎は、
約350年以上続く歴史を持つ、春を呼ぶ祈りの祭りです。
えびす汁をいただき、
吉兆を授かり、
ハマグリを持ち帰る――
その一つひとつが、
名張の土地と人々が積み重ねてきた時間とつながっていることを、
今年は特に強く感じる宵宮祭となりました。
来年以降も、またこの時期になったら足を運びたいと思います。

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今週の絵画教室
寒さの中にも少しずつ光のやわらかさを感じる季節になりました。
今週も教室では、静かな集中と、それぞれのペースで育つ表現が心地よく重なう時間が流れていました。
活動描写
① 子どもクラス
八幡神社の風景や果物とステンレスジョッキの静物画に取り組みました。陰の部分に「見えない色」を混ぜる工夫や、金属の光の入り方を丁寧に観察することが課題でした。形や色をよく見る姿勢が育ち、立体感や奥行きのある表現が自然と増えてきています。
② 大人クラス(昼)
田園風景のペン画への着彩や、生け花の透明水彩画に取り組みました。線と色のなじませ方や、スプレーによる背景表現など、新しい技法にも挑戦。表現の幅が広がり、それぞれの作品にやさしい空気感が生まれていました。
③ 中高クラス
犬の写真をもとにした鉛筆デッサンを制作しました。顔の比率を定規で測り直すなど、正確な観察と修正がテーマでした。感覚だけに頼らず確認する姿勢が身につき、形の安定感が大きく向上してきています。
④ 受験対策クラス
今週は該当クラスの実施はありませんでしたが、基礎力強化に向けた準備や構想を進める時間となりました。
⑤ 体験レッスン
受講相談があり、教室の雰囲気や制作の流れをご覧いただいたうえで、来月の体験レッスンが決定しました。初めての方にも安心して制作に入っていただけるよう、丁寧な導線づくりをあらためて整えています。
⑥ 夜クラス(大人)
布の質感表現をテーマにした鉛筆デッサンや、マスカット・刷毛などの静物画、こいのぼりのマット水彩画に取り組みました。チェック柄の重なりや果物の瑞々しさ、刷毛の質感など細部への観察が課題でした。時間をかけて描き込む中で、表現の精度と集中力がさらに深まっています。
今週のハイライト
・ 子どもクラスで陰色づくりへの理解が進み、立体感が大きく向上
・ 大人クラスでスプレー技法や線と色の融合など新しい表現に挑戦
・ 中学生のデッサンで比率確認の習慣が定着し、形の安定感が向上
・ 夜クラスで布や金属など異素材表現の完成度が一段とアップ
・ 新しい体験レッスンのご縁がつながった一週間
講師より
今週も、それぞれが自分の課題と静かに向き合う、穏やかで充実した時間が流れていました。
「よく見る」「確かめる」「工夫する」という積み重ねが、確実に作品の深みにつながっています。
これからも一人ひとりのペースを大切にしながら、表現の芽を丁寧に育てていきたいと思います。
今週の受講生の作品
今週は、身近な風景や自然のモチーフを通して、それぞれの視点や感じ方がやさしく画面に表れた作品が多く並びました。描く楽しさと、じっくり観察する姿勢の両方が感じられる、あたたかな一週間でした。
「田園風景」■大人■ ペン画
近所の田園風景をペンと透明水彩で描いた作品です。ペンならではの味わいのある線と、水彩の透明感が心地よく重なり、のびやかで生き生きとした空気感が伝わってきます。静かな日常の風景が、やさしく印象的な一枚に仕上がっています。
「彦根城のもみじ」■大人■ マット水彩
彦根城のもみじをモチーフに、赤や黄、常緑樹の緑が美しく響き合う作品です。色の重なりが自然で、堀に映る水の深みも丁寧に表現されており、季節の移ろいを感じさせる豊かな一枚となっています。
今週も、それぞれの作品に、その人ならではの視点や感じ方が素直に表れていました。これからも楽しみながら観察を深め、自分の表現を少しずつ育てていってもらえたらと思います。
画材ノート(Material Note)
マッチ 水彩絵具 ベーシックカラー 13色セット(10ml)

一般的な水彩絵の具の約3倍の顔料含有率を持つ、高発色・高透明度の水彩絵の具です。
顔料粒子が均一な超微粒子構造のため、混色しても濁りにくく、3色混色でも彩度がほとんど落ちないという特徴があります。
絵画教室ロクでは、
「色味よりもまず明るさ(明度)を見る」
という考え方を大切にしていますが、この絵の具は濃度調整がしやすく、明るさを意識した色づくりの練習にとても向いていると感じています。
また、有害物質を使用せず、無臭で安全性にも配慮されているため、
お子さまから大人まで安心して使える点も魅力です。
少ない色数で色を作る力を育てたい方、
混色そのものを楽しみたい方におすすめのセットです。
絵画教室ロクでは、名張市を中心に伊賀市・津市・宇陀市からも通いやすく、初心者から経験者まで目的に合わせて学べる環境を整えています。受験対策として基礎からしっかり学びたい方、大人の習い事として絵を楽しみたい方、子どもの情操教育として豊かな感性を育みたい方、それぞれに寄り添った指導を行っています。来週もまた、生徒のみなさんの表現力や想像力が広がる時間をお届けできればと思います。
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