花粉の季節に干し芋を外干し実験|サツマイモ・八日戎・透明水彩と観察の一週間|絵画教室ロク通信|絵画日和 vol.018(2/24〜3/1)

絵画教室ロク投稿記事「絵画日和」vol.018アイキャッチ画像 今週の絵画教室(Weekly Report)
今週の絵画教室(Weekly Report)
絵画教室ロク|干し籠に入れたサツマイモの画像

いま、ここに。

日々の出来事や季節の風景、絵に関する考えなど、さまざまなことを取り上げる講師コラムです。

花粉の季節の干し芋実験

二月、名張の八日戎。
いただいた吉兆(けっきょ)のおかげか、その後なぜかいただきものが続きました。鹿肉、焼き塩、そして立派なサツマイモ。

絵画教室ロク|サツマイモの画像

サツマイモを手にした瞬間、頭に浮かんだのは「干し芋」。
前回つくってとても美味しかったので、もうそれ一択でした。

けれど天気予報の花粉情報は「やや多め」。
本来なら、外干しは避けた方がいいのでしょう。
でも私は思ってしまったのです。

――花粉の時期に干した干し芋は、どうなるのだろう?

知りたくなってしまいました。

絵画教室ロク|鍋にサツマイモを入れ水を灌ぐ画像

すぐに鍋に水を張り、サツマイモを投入。
一度つくった経験があると、どこか油断が出ます。
「だいたいこれくらいでいいだろう」と茹で続け、結果、茹ですぎました。

絵画教室ロク|ゆであがったサツマイモの画像

皮を剥き、包丁を入れると、ボロボロと崩れる。
全体がネチャネチャ状態。
理想の“しっとり”ではなく、明らかに“過加熱”。

でもここでも、また思うのです。
――この状態で干したら、どうなるのだろう?

絵画教室ロク|外に干しているサツマイモの画像

干し籠に並べ、ベランダへ。
天気は良く、少し暑いくらい。
「これはどうかな」と思いながら、そのまま三日間。

その間、車で出かけると、対向車のフロントガラスが花粉で真っ白。
「ああ、きっと干し芋も花粉まみれだろうな」と想像しつつ、観察は続きます。

三日後。
見た目はそれなりに干し芋。
食べてみると――味は、ちゃんと美味しい。

絵画教室ロク|3日間干した干し芋の画像

ネチャネチャでも問題なし。
甘みは濃く、食感も悪くありません。

ただ、喉にわずかな違和感。
イガイガ、とまではいかないけれど、何かが触れている感覚。

やはり、花粉でしょう。

ここでやめればよいものを、また思うのです。
――これを食べ続けたら、どうなるのだろう?

喉にアレルギー反応が強く出るのか。
それとも逆に、アレルゲン免疫療法のようなことが起きるのか。
(※決して真似しないでください)

絵画教室ロク|残り少なくなった干し芋の画像

二、三日続けて食べてみました。
結果、喉のイガイガはやはり感じました。

だから「ダメだった」という話ではありません。
「そうなるのだ」という経験を得ただけです。

やってみて、観察して、体感する。
うまくいくこともあれば、思いがけない結果もある。
でも、その一つひとつが、自分の中のデータになります。

絵も同じです。
理屈で考えることも大切ですが、最後は描いてみなければ分からない。
にじみも、混色も、失敗も、すべて経験値。

干し芋も、制作も、少し似ています。

なにごとも、つい試してみたくなる。
そんな性分で、今日もまた新しい「観察」を重ねています。

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今週の絵画教室

少しずつ春の気配を感じる一週間でした。
静かな教室の中で、それぞれが自分の課題に向き合い、迷いながらも前へ進む姿が印象的でした。積み重ねの時間が、確かな力になっています。


子どもクラス

今週は、犬やクロネコ、シマエナガの動物画、リンゴや柿・ステンレスモチーフの静物、ゴリラパズル制作、ゲームの一場面、そして「花の世界」など、多彩なテーマに取り組みました。アクリルガッシュやマット水彩、透明水彩、クレパスと、画材もさまざまです。

背景をドライブラシでぼかして主役を引き立てたり、黒の中にある柔らかさを表現したり、にじみやバックランを活かしたりと、技法への挑戦も積極的でした。思うようにいかず途中で方法を変える場面もありましたが、「やってみよう」とする姿勢がとても良い流れを生んでいます。

観察力だけでなく、発想力や構図への意識も育ってきました。ただ描くだけでなく、「どんな世界にしたいか」を考える力が確実に伸びています。


大人クラス(昼)

ステンレスケトルやジョッキ、リンゴ、柿、ヒマワリ、テーブルクロスなどの静物デッサン、そして寺町通の透明水彩、酒瓶やトルコ式コーヒーメーカーを含む静物のアクリルガッシュ制作に取り組みました。

複雑な金属の形を正確に捉えること、布のフリンジやヒマワリの種の細密な質感をどう表現するか、遠近による色の濃淡をどう重ねるかなど、観察と構造理解が大きなテーマでした。混色によって背景色を的確に合わせるなど、「見て、考えて、作る色」への意識も高まっています。

形の精度が上がることで、画面全体の安定感が増し、作品に深みが出てきました。それぞれのスタイルの芽も、少しずつ見え始めています。


中高クラス

高校生は、ランプ・リンゴ・円錐(石膏)をモチーフに鉛筆デッサンへ。形を丁寧に取り終え、陰影表現へと進みました。

特にガラス表現に悩みながらも、光の入り方や映り込みを理解しようと、説明をよく聞きながら粘り強く取り組んでいました。形だけでなく、「光の理屈」を考える姿勢が育っています。

迷いながらも理解を積み重ねる姿は頼もしく、基礎力が一段階深まった一週間でした。


体験レッスン

年長さんが体験レッスンに参加してくれました。雪山の雲を表現し、氷のような透明感のある世界を描いてくれました。

雲の柔らかなにじみや、山の冷たい質感の違いをしっかり描き分け、さらに天地創造の絵ではワニの顎を意識した目を描き込むなど、観察の鋭さも光っていました。

初めてとは思えない集中力と発想力。自分の世界をのびのびと描く姿がとても印象的でした。


夜クラス(大人)

ステンレスケトルとリンゴの透明水彩に取り組みました。今週は正確な形取りを中心に、下描きがほぼ完成。

金属の反射やリンゴの丸みをどう捉えるかを意識しながら、じっくりと基礎を固める時間となりました。

焦らず段階を踏むことで、次回の着彩がより確かなものになります。土台の大切さを実感する一日でした。


今週のハイライト

・ヒマワリの種の緻密な描写による立体感の向上
・透明水彩のにじみ・バックランを活かした「花の世界」
・黒の中に柔らかさを表現したクロネコの質感
・背景色を混色で正確に合わせた大人の観察力
・ガラス表現に挑戦する高校生の粘り強さ


講師より

今週も、それぞれがそれぞれの課題に静かに向き合いました。
迷いながら見つけた「自分なりの表現」は、何より強い力になります。

うまくいくことも、思い通りにいかないことも、すべてが成長の種。
来週もまた、一歩ずつ積み重ねていきましょう。

今週の受講生の作品

講師のひとこと

今週は、それぞれの「世界」を大切にしながら描く姿がとても印象的な一週間でした。
技法への挑戦と、自分なりの表現を重ねていく姿勢から、確かな成長を感じています。

小学生の作品No.0303「花の世界」は、テーマのとおり、花だけでなく“世界”そのものを描こうとする意欲が伝わる一枚でした。
花びらにはウェットインウェット技法を用い、にじみを活かした柔らかな色の広がりが美しく表現されています。透明水彩ならではの魅力が、のびやかに引き出されていました。
空にはバックラン技法を取り入れ、水と絵の具の自然な動きを味方にした表情豊かな仕上がりに。さらに、画面上部の青から雨の雫が降り注ぐような発想も加わり、作品全体に物語性が生まれています。自由な想像力と技法への挑戦が心地よく重なり合った、魅力あふれる作品です。

大人の作品No.0302「寺町通」は、透明水彩の特性を丁寧に活かした落ち着きのある一枚となりました。
遠近による色の濃淡や陰影を意識しながら、薄く色を重ねることで、奥行きと透明感のある空間が表現されています。
一筆一筆を大切に積み重ねる姿勢が、そのまま画面の深みへとつながっています。制作を重ねる中で、ご本人らしい色づかいや空気感も少しずつ見えてきました。

子どもも大人も、それぞれの歩幅で確実に前へ進んでいます。
技法を学びながらも、自分の感じたものを大切に描くこと。その積み重ねが、やがて大きな表現の力になります。
来週もまた、新しい一枚との出会いを楽しみにしています。

画材ノート(Material Note)

作品として残すなら、このクレパス

サクラクレパス クレパス スペシャリスト 50色(ESP50)

クレパスで作品制作をするなら、
「耐光性」は必ず考えたいポイントです。

スペシャリストは、専門家用顔料を使用した作品制作向けクレパス
発色の深み、重ね塗りの安定感、そして退色しにくい設計が特徴です。

✔ 鮮やかでありながら落ち着いたマットな質感
✔ 重ねても濁りにくい
✔ 厚塗りによる重厚な表現も可能
✔ 作品展示・販売にも対応できる耐光性

学童用とは設計思想が異なり、
「残す作品」を前提としたクレパスです。

特に50色セットは、
色幅とコストのバランスが最も良く、
本格制作を始める方におすすめです。


SAKURA サクラクレパス クレパス スペシャリスト 50色 ESP50


【クレパスで作品制作するなら】

SAKURA サクラクレパス クレパス スペシャリスト 50色 ESP50 徹底解説

クレパス作品は販売できるのか?
耐光性はどれほど重要か?
一般クレパスとの違いは?

実際の制作視点から詳しく解説しています。


絵画教室ロクでは、名張市を中心に伊賀市・津市・宇陀市からも通いやすく、初心者から経験者まで目的に合わせて学べる環境を整えています。受験対策として基礎からしっかり学びたい方、大人の習い事として絵を楽しみたい方、子どもの情操教育として豊かな感性を育みたい方、それぞれに寄り添った指導を行っています。来週もまた、生徒のみなさんの表現力や想像力が広がる時間をお届けできればと思います。

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