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いま、ここに。
日々の出来事や季節の風景、絵に関する考えなど、さまざまなことを取り上げる講師コラムです。
兜岳を駆け上がる ― くだらないことを全力でやってみた

奈良と三重の県境近くにある山、
兜岳。
今回はここで、少し変わったことをやってみました。
YouTube用の動画を撮影しながら、全速力で山を駆け上がるというものです。
もちろん、本当に登山口から頂上までノンストップで走るわけではありません。
そんなことは到底できません。
やり方はこうです。
カメラを設置する。
全速力で駆け上がる。
カメラの画角から自分が消えたところまで進む。
そこで一度止まり、今度はカメラを回収するために下まで戻る。
そしてまた歩いて登り、先ほど自分が消えた場所あたりで再びカメラを設置する。
また全速力で走る。
これを繰り返していくと、動画ではずっと走り続けているように見えるわけです。
しかし実際には、
走って登る → カメラ回収のために戻る → もう一度登る
という工程を繰り返しています。
つまり、単純に考えると登山を二回しているようなものです。

ところが、やってみて不思議なことがありました。
いつもより距離を歩いているはずなのに、なぜかいつもより疲れないのです。
たぶん理由は単純で、
とにかく楽しかったからだと思います。
山頂に近づくにつれて、当然ながら体にはだんだんガタがきます。
全速力で駆け上がっている途中、ついに転んでしまいました。
でもそのとき、痛いというよりも、
「何やってるんだろう自分は」と思えてきて、思わず笑ってしまいました。

動画の最後には、こんなテロップを入れました。
「くだらないことでも全力でやってみる」
ここでいう「くだらない」というのは、
登山口から頂上まで一気に走って登ったように見せるためだけの撮影をしている、という意味です。
実際には、カメラを置いては戻り、また登るということを延々と繰り返しています。
冷静に考えると、なかなか無駄の多いことをやっています。
でも、そんなことを本気でやってみると意外と面白いものです。
ただし、今回これができたのは、
何度も登っている慣れた山だったからです。
見通しの立つコースだったからこそ、安心して全速力で駆け上がることができました。
知らない山で同じことをするのはおすすめしません。
山で足を痛めたり転倒したりすると、本当にどうしようもなくなることがあります。
動画を見て「やってみよう」と思う方がいるかもしれませんが、
どうか無理はしないでください。

それでも、今回の感想を一言で言うならば、
とにかく、むちゃくちゃ楽しかった。
たまには、
少しくだらないことを、
全力でやってみるのも悪くないものです。
もしかすると、絵を描くことも同じなのかもしれません。
くだらないと思えることでも、全力でやってみると、思いがけず面白い景色が見えてきます。

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今週の絵画教室
春の気配を少しずつ感じる季節になってきました。今週の教室でも、それぞれの受講生が自分のペースでじっくりと制作に向き合い、さまざまなモチーフや画材に取り組む姿が見られました。観察しながら描く力や、表現の工夫が少しずつ積み重なっていく様子が印象的な一週間でした。
① 子どもクラス
子どもクラスでは、静物画・動物・人物・風景・想像画など、幅広いテーマで制作が行われました。リンゴや柿、オレンジといった果物の静物画では、金属の映り込みや果物の質感、ハイライトなどを意識しながら丁寧に着彩。ステンレスケトルやジョッキの質感を表現する作品もあり、観察して描く力が着実に育っています。
また、青い鳥や子犬、クロネコ、シマエナガなど動物を描く作品では、ドライブラシや重ね塗りなどの技法を試しながら、毛並みや羽の柔らかさを表現。オーロラや星空などの自由制作では、スパッタリングや大胆な絵の具の使い方によって幻想的な画面が生まれました。人物画や藤の花の制作では、形のバランスや細かな描写に挑戦する姿も見られ、観察力と表現力の両方が少しずつ伸びてきています。
② 大人クラス(昼)
昼の大人クラスでは、透明水彩による風景画や静物画が中心となりました。近所の川の風景では、薄い色を何層にも重ねながら水の透明感を表現し、草むらを面相筆で一本一本描くなど、繊細な描写が進んでいます。三本松の風景画は仕上げとしてペンで描き込みを行い、透明感のある落ち着いた雰囲気の作品に完成しました。
また、花とグラスの静物画では、葉の色が鮮やかになりすぎた部分に下地の色を重ねることで、自然な色合いへと変化する場面もありました。透明水彩ならではの重ね方の大切さを実感する時間となり、それぞれの作品が一歩ずつ完成へと近づいています。
③ 中高クラス
中高クラスでは、静物画を中心に観察力を活かした制作が進みました。瓶やリンゴ、トルコ式コーヒーメーカーをモチーフにしたアクリルガッシュの静物画では、金属に映り込むモチーフの形や光を丁寧に観察しながら描写。質感の違いを意識した表現が見られました。
また、ランプや石膏の円錐、リンゴなどのモチーフを使ったデッサンでは、ハイライトや陰影を整えながら形と質感の関係を考える制作が進みました。制作の途中で悩む場面もありますが、その分、観察の深さや表現の幅が広がりつつあります。
④ 受験対策クラス
受験対策クラスでは、基礎力の強化を中心としたデッサン練習が行われました。立方体のパースを理解する練習から始まり、円柱やブロックの組み合わせなど、形の取り方を丁寧に確認。消失点を意識することで、より矛盾の少ない形を描けるようになってきました。
また、石膏立方体・リンゴ・お玉の三つのモチーフを3時間で描く時間制限デッサンにも挑戦。形の精度は着実に向上しており、今後は質感表現や完成までの時間配分が課題となりそうです。制作の見通しを持つ力も少しずつ身についてきています。
⑤ 体験レッスン
今週は体験レッスンの実施はありませんでした。
⑥ 夜クラス(大人)
夜クラスでは、鉛筆デッサンと透明水彩の制作が中心となりました。コーラとグラスの静物デッサンでは、ペットボトルのラベルの質感や文字を丁寧に観察しながらレタリングするように描き込み、観察力の高さが感じられる制作に。
また、レモンやマスカット、刷毛をモチーフにしたデッサンでは、金属と木の質感の違いを描き分ける表現が進みました。さらに、初めて透明水彩に取り組む受講生もおり、薄く色を重ねながら独自の色の表現を探っていく様子が見られました。画材や紙の違いによる描き心地の変化を体感する場面もあり、制作を通して多くの発見が生まれています。
今週のハイライト
- ステンレスの映り込みや金属の質感表現に挑戦する作品が多く見られた
- 子どもクラスでドライブラシやスパッタリングなど多様な技法を体験
- 三本松の透明水彩風景画が完成
- 受験対策クラスで時間制限デッサンに初挑戦
- 画用紙や画材の違いによる表現の変化を実感する場面
講師より
今週も、それぞれの受講生が自分の課題に向き合いながら制作を進めていました。観察して描くこと、試してみること、時には思い切って描き直すこと。そうした積み重ねの中で、表現は少しずつ深まっていきます。
一つ一つの発見を大切にしながら、これからもそれぞれのペースで制作を楽しんでいきましょう。来週の作品も楽しみにしています。
今週の受講生の作品
講師のひとこと
今週も、静物・動物・風景・想像の世界など、さまざまなモチーフの作品が並びました。画材もマット水彩、透明水彩、アクリル、オイルパステルと多彩で、それぞれの受講生が自分の表現を楽しみながら制作している様子が感じられる一週間でした。観察して描く力、技法を試す姿勢、そして自由な発想など、それぞれの個性が画面に表れた作品がそろっています。
まず小学生の作品「りんごと柿」は、果物の立体感と金属の質感が丁寧に表現された静物画です。特にステンレスケトルの映り込みがとても美しく、周囲の光や形をよく観察して描いていることが伝わってきます。落ち着いた雰囲気のある味わい深い作品に仕上がりました。
「りんごとオレンジ」は、テーブルや木の質感を細かく描き込みながら制作された作品です。オレンジのブツブツした表面の質感やハイライトの表現にも挑戦しており、リンゴの立体感もしっかりと表れています。丁寧な観察と描き込みによって、全体として完成度の高い静物画になりました。
「青い鳥」は、オイルパステルで描かれた作品です。エンボスペンを使って羽根の表現に挑戦するなど、さまざまな技法を積極的に取り入れながら制作していました。青い鳥の色の美しさが画面の中で印象的に輝き、工夫しながら描く楽しさが感じられる一枚になっています。
「わんちゃん」は、アクリルガッシュで描かれた作品です。背景にはボケの表現を取り入れ、犬の毛並みはドライブラシを使ってふわふわとした質感を表しています。ボケ加減と毛の柔らかさがうまく調和し、温かみのある作品に仕上がりました。
「飼い猫」は、真っ黒な猫を透明水彩で描いた作品です。黒という一つの色の中で体の形や毛並みを感じさせる塗り方には驚かされます。猫の表情もとても魅力的で、ネコが好きだという気持ちが画面から伝わってくるような作品になりました。
「オーロラ」は、アクリルで描かれた幻想的な作品です。画用紙に直接絵の具を置き、掌でのばしていくという大胆な方法で制作を進めていました。暗闇の中に浮かび上がる青い光がとても美しく、神秘的な雰囲気に満ちた一枚です。
「だいだい色」は、スパッタリング技法によって制作された作品です。飛び散った絵の具が銀河の星々のようにも見える印象的な画面ですが、タイトルは「だいだい色」。発想の自由さや、何かにとらわれない姿勢がとても魅力的に感じられる作品でした。
「シマエナガ」は、羽の柔らかさを表現するために何度も試行錯誤を重ねながら描き進めていた作品です。最初に塗った灰色の上から白い羽を描こうとすると下地と混ざってしまうという難しさがありましたが、最終的にはふわふわとした羽の質感が感じられるシマエナガに仕上がりました。表情や木々、空の雰囲気も含めて味わい深い作品です。
「ほしぞら」は、透明水彩の三原色のみを使って描かれた作品です。混色によって色を作りながら表現されており、中央の鮮やかな大木と澄んだ星空の対比がとても美しい一枚になりました。にじみの効果もよく表れ、透明水彩の魅力が感じられる作品です。
大人の作品では、「三本松」が印象的でした。やや濃いめの色調で描かれている中にも透明水彩らしい透明感があり、落ち着いた雰囲気のある風景画に仕上がっています。木々にはしっかりとした立体感があり、自然のエネルギーが前に迫ってくるように感じられる力強い作品でした。
今週の作品を見ていると、観察して描く力、技法を試してみる姿勢、そして自由な発想など、それぞれの受講生の個性がとてもよく表れていました。絵を描く楽しさは、こうした小さな発見や挑戦の積み重ねの中にあります。これからもそれぞれのペースで、自分らしい表現を広げていってほしいと思います。来週の作品も楽しみにしています。
画材ノート(Material Note)
KMK ケントブロック A4大 #200|リアル色鉛筆画に最適な定番ケント紙

油性色鉛筆で精密描写を行いたい方におすすめなのが、「KMK ケントブロック A4大 #200」です。
絵画教室ロクでも、リアル色鉛筆画(写実的な練習)の際に実際に使用しているケント紙で、形・明暗・色調を正確に捉えるトレーニングに最適な一枚です。
この紙の最大の特徴は、非常に平滑で均一な表面。油性色鉛筆の色をそのまま素直に出しやすく、細部のシャープな描写や均一な塗りに優れています。特に、金属の質感やガラス、ラベルの文字など、細密な表現を行う際に力を発揮します。
また、209g/m²のしっかりとした厚みがあり、消しゴムを使った修正にも強く、繰り返し描き込むことが可能です。高白色の紙面は発色も良く、色鉛筆の色の違いをはっきりと確認しながら制作を進めることができます。
重ね塗りによる深みを出す作品には画用紙や水彩紙が向いていますが、「正確に描く力」を養う練習にはケント紙が最適です。その中でもKMK KENT 200は、初心者から上級者まで安心して使える定番の一枚といえます。
ミューズ ケント紙 ミューズケントブロック A4大 #200 15枚入 KL-6744
油性色鉛筆に合う画用紙・ケント紙おすすめ6選【Amazonで買える】画材と支持体の選び方を絵画教室が解説
絵画教室ロクでは、名張市を中心に伊賀市・津市・宇陀市からも通いやすく、初心者から経験者まで目的に合わせて学べる環境を整えています。受験対策として基礎からしっかり学びたい方、大人の習い事として絵を楽しみたい方、子どもの情操教育として豊かな感性を育みたい方、それぞれに寄り添った指導を行っています。来週もまた、生徒のみなさんの表現力や想像力が広がる時間をお届けできればと思います。
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