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いま、ここに。
日々の出来事や季節の風景、絵に関する考えなど、さまざまなことを取り上げる講師コラムです。

キラッ、キラッ、金魚さん
津の夜祭りの金魚すくいですくってきた金魚3匹。
内2匹は、買い物から戻ると息絶えていた。
今は、和金一匹だけとなった。
金魚の飼育に関する知識がなかったのが最大の原因でもある。
100均の小さな金魚鉢に3匹も入れていたのだ。
水槽を購入すれば良いのだが、水槽だと設置することになる。
もう、教室に空きスペースはないので、それは避けたい。
簡単に移動ができるような容器を探して見つかったのが
『プロックス(Prox) 座れる超スケスケバケツ 9L(蓋付)』

四角いガラスの水槽に比べて透明度は若干劣り、
側面が湾曲していることにより、
金魚が大きく見えたり、姿が見えなくなったりする
そういったデメリットはあるものの
買って良かったと思う。
クルクルと周回しやすい円柱形。
金魚が喜んでいるように見えるのだ。
まだ、幼いうちの和金
突然、高速で泳いだり
小石をパクパクつついたり
エアレーションの泡の中に入って浮上するといったことを繰り返したり、
人が来ると近づいたり、
人が横切ると追っかけたりと
明るいうちはずっと遊んでいるのである。
そのような金魚を見ていると癒される。
金魚が「金」魚とされたのは、黄金色や赤に近い黄色い姿をしていたことや、
黄金のように非常に高価で貴重な生き物だったことに由来するとのこと。
特に、なぜ「金」魚なのかを意識したことがなかった。
でも、この水槽で飼い、横から観察していると
キラキラ金色に光るのである。

実際、飼って観察することで見えてくる美しさでもある。
受講生から名前を付けないのですかとよく言われる。
「チャッピー」だとか「チョッピー」だとかAIっぽい名前を付けたり、
キャリコ柄でもないのにキャリコという言葉の面白さから「キャリコ」と命名されたこともあった。
ただ、
吾輩は金魚である。名前はまだない。
といった感じで、あえて名づけるなら「金魚さん」ということにしたい。
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今週の絵画教室
八月に入り、教室にはひまわりや金魚など夏らしいモチーフが並ぶようになった。子どもたちは夏休みということもあり制作にじっくりと向き合える時間が増え、完成作品が続々と生まれた一週間だった。大人の受講生も静物画や風景画に落ち着いて取り組み、それぞれのペースで表現を深めている。
今週の絵画教室
① 子ども(幼稚園・小学生)
今週の子どもクラスは、静物から生き物、ポスター制作まで幅広いモチーフに取り組んだ。マット水彩では瓶・グラス・レモンの静物画や車と自転車の風景を、透明水彩では花と瓶の静物画を、それぞれ遠近感や質感を意識しながら描き進めた。アクリルガッシュではガクアジサイを完成させたのち水槽の金魚をよく観察して鉛筆で描き起こす児童もおり、完成の喜びから次の題材への好奇心へと自然につながっていく様子が見られた。クレパスでは透明な金魚鉢の透け感表現に挑戦した児童や、アカハライモリを場所ごとに塗り方を工夫しながら描いた児童もいた。年長さんはスイカ割りの絵で、空や海、砂浜の混色を繰り返すうちに思いがけない色の重なりが生まれ、完成が楽しみな一枚となっている。犬の散歩を描いた児童は、難しい動物や人物の姿勢に何度も描き直しながら粘り強く向き合い、その姿勢が印象的だった。
② 中学生
中学生クラスでは、花と立方体の石膏を描いたマット水彩の静物画が、濃淡の調整とリフトアウトによる自然な表現を経て完成した。アクリルガッシュの人物画では、形取りのウォーミングアップから丁寧に取り組み、手や髪の毛の描写を仕上げて完成させた。透明水彩では「青い果肉のスイカの中を金魚が泳ぐ」という独創的な創作画が生まれ、不思議な世界観の中にも金魚や水の表現がしっかりと描き込まれていた。鉛筆デッサンではステンレスジョッキとグラスの映り込みを丁寧に観察しながら質感表現に取り組み、また人物画を終えたのちには藤の花の下描きへと進み、全体の2/3ほどまで描き進めることができた。
③ 高校生
今週の高校生の制作は受験対策としての鉛筆デッサンが中心となったため、詳しい内容は下記「⑤受験対策クラス」にまとめている。
④ 大人
大人クラスでは、それぞれが自身のペースとスタイルで制作を深めた一週間だった。透明水彩では、レモンと瓶コーラをモチーフにウェットオンドライ技法で背景から丁寧に塗り進める受講生や、花の絵で瓶の質感と影の表現に取り組み完成間近となった受講生がいた。鉛筆デッサンでは、長く向き合ってきた三宝の木工作品がハッチングによる質感表現を経てついに完成し、また毛糸玉とテーブルクロスのデッサンでは、質感を出すため大胆なタッチのハッチングを試行錯誤しながら重ねていった。クレパスでは指を使って薄く重ねる技法で椿と瓶の絵を優しい雰囲気に仕上げたのち、同じ画材でありながら濃い目の表現を試みるウイスキーボトルとレモンの新作へと進んだ。透明水彩のチューリップと風車の絵は、透明感を生かした表現が自然にできるようになった様子とともに完成し、その後は山のある風景画の下描きへと制作の幅を広げている。
⑤ 受験対策クラス
高校生の受講生は、円柱と立方体の石膏デッサンに向けてまず形取りのウォーミングアップから取り組んだ。当初はパースに課題が見られたが、繰り返し練習を重ねる中で改善が見られ、その後実際の石膏を観察しながら画用紙に形を描き起こしていった。基礎の底上げを重ねる地道な取り組みの中に、着実な成長が感じられる一週間だった。
⑥ 体験レッスン
体験レッスンでは大人の方が1名参加し、雪山の風景を水彩で表現した。初めての挑戦でぎこちなさはありながらも、雄大な山の雰囲気を自然に描き出すことができていた。鉛筆デッサンも初めてながら丁寧に形を取ることができ、時間の都合で陰影表現は途中までとなったが、この日をきっかけに本受講が決定した。続きの制作がどのように展開していくか、今後が楽しみである。
今週のハイライト
- 三宝の木工作品(大人・鉛筆デッサン)が長期の取り組みを経てついに完成
- 「金魚とスイカ」(中学生・透明水彩)という独創的な創作画が誕生
- 受験対策クラスの高校生が、パースの課題を繰り返し練習で改善
- 体験レッスンから本受講が決定し、新たな受講生を迎える運びに
- 子どもクラスで完成作品が続々と生まれ、次の題材への挑戦も始まった
講師より
今週は子どもたちの完成作品が特に多く、教室のあちこちで「できた」という声が響いた一週間だった。大人の受講生も、長く向き合ってきた作品を仕上げたり、新しい技法に挑戦したりと、それぞれのペースで着実に歩みを進めている。受験対策クラスでは基礎練習の積み重ねが少しずつ形になり始めており、体験レッスンからは新しいご縁もいただいた。これからも一人ひとりの表現を大切に、じっくりと寄り添っていきたい。
今週の受講生の作品
講師のひとこと
今週は静物画から人物画、そして生き物をモチーフにした作品まで、幅広い表現が揃いました。大人の受講生は素材の質感や透明感にじっくりと向き合い、子どもたちは観察の力を発揮しながら生き生きとした作品を仕上げています。それぞれの視点や発見が画面に表れた、見応えのある一週間となりました。
作品No.0478「端午の節句」は、自作の木工作品をモチーフに鉛筆で描いた作品です。屏風と兜、三宝、それぞれ異なる素材の質感が丁寧に描き分けられており、静かで凛とした空気が感じられます。
作品No.0479「静物画」は、立方体と花をモチーフにマット水彩で描いた作品です。白い立方体の石膏と青い花の対比が美しく、透明感を大切にしながら描かれた画面には清らかな印象が漂っています。
作品No.0480「静物画」は、瓶と椿をモチーフにクレパスで描いた作品です。やさしいタッチが全体を包み、ふわっとした柔らかさと透明感の同居した、心が和む一枚に仕上がっています。
作品No.0481「お父さん」は、お父さんをモチーフにアクリルガッシュで描いた作品です。画面いっぱいに顔を大きく描き、明るい背景とシャツの色使いが目を引く、力強く印象的な作品となりました。
作品No.0483「習作」は、風車とチューリップのある風景をモチーフに透明水彩で描いた習作です。実際の景色と見紛うほどの表現力が身についてきており、透明水彩ならではの重なりの美しさが感じられます。
作品No.0482「手に取ろうとするアジサイ」は、ガクアジサイをモチーフにアクリルガッシュで描いた静物画です。途中で画面に手を描き加えるなど、発想を膨らませながら発展的に制作を進めた様子がうかがえる作品です。
作品No.0487「金魚とスイカ」は、金魚とスイカをモチーフに透明水彩で描いた作品です。青いスイカの中を金魚が泳ぐという発想がとても面白く、金魚の生き生きとした動きの表現も見どころとなっています。
作品No.0484「金魚鉢」は、教室で飼っている金魚をモチーフにクレパスで描いた作品です。動き回る金魚の様子をしっかりと観察し、小石やエアレーションの泡まで細やかに描き込まれています。
作品No.0485「静物画」は、リンゴとレモン、ステンレスジョッキをモチーフにマット水彩で描いた静物画です。モチーフを大きく捉えた構図が印象的で、ステンレスに映り込むリンゴの表現も丁寧に描かれています。
作品No.0486「静物画」は、青りんご、洋ナシ、カットレモンをモチーフにアクリルガッシュで描いた静物画です。一つ一つのモチーフに多彩な色が重ねられ、全体として鮮やかさと深みのある仕上がりとなりました。
こうして並べてみると、同じモチーフでも画材や描き手によってまったく違う表情が生まれることに、あらためて気づかされます。一枚一枚に、それぞれの発見や試行錯誤の跡が刻まれているのがとても嬉しく思います。これからも、こうした小さな挑戦の積み重ねを大切に見守っていきたいと思います。次週も、どんな作品が生まれるか楽しみです。
画材ノート(Material Note)
サクラクレパス 絵の具 アクリルガッシュ 12色13本(白2本)入り AGW13
これからアクリルガッシュを始めてみたい方に、まずおすすめしたいのがこちらのセットです。
白い絵の具が2本入っているので、混色の練習をたっぷりと楽しめるのが嬉しいポイントです。発色も明るくムラになりにくいため、初めて絵の具を扱う方でも塗りやすさを実感していただけると思います。乾きが早く、筆の動きに合わせてスッと伸びてくれる扱いやすさも魅力です。
教育・初心者用として程よいバランスの品質に仕上がっているので、絵を始めてみたい方はもちろん、お子さんと一緒にアートを楽しみたいご家庭にもぴったりです。コストパフォーマンスの良いセットをお探しの方にも、安心しておすすめできる一品です。
これからアクリルガッシュに挑戦してみたい方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。
絵画教室ロクでは、名張市を中心に伊賀市・津市・宇陀市からも通いやすく、初心者から経験者まで目的に合わせて学べる環境を整えています。受験対策として基礎からしっかり学びたい方、大人の習い事として絵を楽しみたい方、子どもの情操教育として豊かな感性を育みたい方、それぞれに寄り添った指導を行っています。来週もまた、生徒のみなさんの表現力や想像力が広がる時間をお届けできればと思います。
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