海とひまわりの夏・透明水彩とアクリルガッシュで描く15作品|絵画教室ロク通信|絵画日和 vol.041(8/4〜8/16)

絵画教室ロク教室通信「絵画日和」041|アイキャッチ画像 今週の絵画教室(Weekly Report)
今週の絵画教室(Weekly Report)

いま、ここに。

日々の出来事や季節の風景、絵に関する考えなど、さまざまなことを取り上げる講師コラムです。

ロコモコおにぎり

マクドナルドのビッグマックを自作しようとアレコレやってきた。
どれもイマイチで、そもそも食パンで作ろうとしているのがおかしいように思えてきた。
いっそのこと、ノーグルテンでいこうと、ご飯で何とかできないかと考える。
再度、アレコレ考えた結果、方向性がかなり変わってきて、ついには、ロコモコおにぎりとなった。

絵画教室ロク|ロコモコおにぎり|材料の画像

材料は、ドラッグストアコスモスで購入したハンバーグ、卵、自分で漬けたラッキョウ、1000アイランドドレッシングを使用する。
本当はご飯は半合だけがよかったのだが、炊飯器が1合からなので、1合炊く。
トップバンズとボトムバンズでサンドしたいので、半合ずつご飯をラップで板状にする。
目玉焼きは、黄身はつぶして何となくそれっぽく焼く。こちらも2枚作る。
コスモスバーグは電子レンジでチンする。

材料が揃ったところで組み立てていく。
まず、ボトムバンズ(ご飯)の上に目玉焼きを1枚置く。
その上にコスモスバーグを設置。袋に入っていたソースをどうするか迷ったが、お米同士の結合を阻害する恐れがあるため、ソースは投入しない。
その上に、みじん切りにしたラッキョウをまぶす。マクドナルドのピクルスの替りだ。
そして、1000アイランドドレッシングをかける。個人的にビッグマックソースに似ていると思っている。こちらも、おにぎりがバラバラになる恐れがあるため控えめにかける。
そして、目玉焼きをその上に置き、慎重にトップバンズ(ご飯)を乗せる。
ラップでくるみ丸める。

やはり、ご飯が多すぎるということもあり、一筋縄にはいかない。
途中、自分は何をやっているのか分からなくなった。
あまり、進展がないため、ここら辺でノリをつけていく。
大きな全形ノリを使用すれば良かったが、8切ノリを使用。
ペタペタ付けていると、より一層何をやっているのか分からなくなる。
これは、いったい何なのだろうと・・・。

絵画教室ロク|ロコモコおにぎり|おにぎりに海苔をのせている画像

再度ラップで包み形を整える。
何度丸めてもご飯の重みでドーム状になる。
どうやっても、丸まらないが、特に何も期待することなく握りつづける。
そうすると、いつの間にかある程度丸まった。

絵画教室ロク|ロコモコおにぎりの画像

半分に包丁で切ってみる。
断面は綺麗で、ハンバーグもちょうど中央に位置している。
これは、期待できると一口食べる。
ご飯が柔らかすぎて、まるで飲み物のような食感。
もう一口。
コスモスバーグが柔らかすぎて、まるで飲み物のような食感。
唯一歯ごたえのあるラッキョウだけがコリコリと音を立てる不自然さ。
ノリだけの塩分では全然足りていなくて、味もしない。
何の味もしない飲み物を飲んでいるような感覚。

次回、改善するとしたら、
・バンズ(ご飯)に塩を入れておく。
・バンズ(ご飯)は半合。
・ノリは全形のモノを使用。
・ハンバーグのソースやドレッシングはできるだけ入れる。
または、おにぎりではなく、ハンバーガーにする。
・バンズ(ご飯)ではなくライスバンズ(焼く)を作る。

トライアンドエラーを繰り返す工程を楽しむ。

絵画教室ロク|ロコモコおにぎり|食後の画像

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今週の絵画教室

(2026年8月4日〜8月16日)

連日の厳しい暑さが続く中、教室には夏休みならではの賑わいが広がった。ひまわりや夏野菜、旅先の風景など、季節を映したモチーフが次々と生まれ、完成作品も数多く見られた一週間だった。

【子ども(幼稚園・小学生)】
小学生・幼児クラスでは、夏らしいモチーフが数多く並んだ。アクリルガッシュではクラゲやカクレクマノミ、犬を抱く少女などが着彩へと進み、色の重なりやハイライトの入れ方に工夫が見られた。マット水彩では猫や交通安全ポスター、静物画が完成を迎え、ドライブラシ技法や何度も塗り重ねる根気強さが光った。透明水彩やクレパスの静物画では、瓶やガラスの透明感、果物の質感表現に丁寧に向き合う姿が印象的で、色鉛筆では補色を意識した重ね塗りにも挑戦が始まっている。前回小さく描きすぎた猫を大きく描き直す決断や、真剣に作品を見つめながら制作する姿など、それぞれの成長の跡が随所に感じられた。年長さんは浜辺でスイカ割りをする賑やかな海の絵を完成させ、パール色に輝く砂浜の表現が目を引く一枚に仕上がった。

【中学生】
中学生クラスでは、人物画に取り組む生徒が多く、つり革をつかむ中年男性をモチーフにした下描きから着彩まで、根気強く形を追う姿が見られた。紺色の背広の発色や疲れの滲む肌の色など、細やかな観察に基づく色づくりも進んでいる。淡路島旅行で撮影した写真をもとにグリッド法で伊弉諾神社を拡大した作品や、納得いくまで混色を重ねる女の子の着彩など、それぞれのペースでじっくりと制作に向き合う一週間となった。人物の比率や角度を確認しながら形を取る練習にも取り組み、観察力の高まりが感じられる。

【高校生】
高校生クラスでは、ペットボトルコーラ・グラス・テーブルクロスをモチーフにしたデッサンでコーラの質感表現へと進んだ。ペットボトルの底部分に歪んで映り込む像まで見逃さず、細部への観察力を高めながら描き込みを重ねている。また洋ナシの静物画も完成し、下のふくらみ部分の陰を丁寧に観察しながら陰影を入れ、立体感のある仕上がりとなった。完成後はアイスホッケーをモチーフにした新作のエスキースへと進み、次の制作への意欲的な一歩を踏み出している。

【大人】
大人クラスは静物画・人物画ともに幅広い題材で制作が進んだ一週間だった。透明水彩では花の絵が光と透明感を感じさせる仕上がりで完成し、瓶コーラとレモンの静物画も薄い重ね塗りで透明感を引き出して完成を迎えた。石膏デッサンではミロのヴィーナスや立方体・円柱に取り組み、比率を丁寧に測りながら陰影を進める姿が見られ、次回はハッチングによる質感表現へと進む予定だ。ウイスキーボトルの静物画はマスキングテープを使った丁寧な描写で完成し、その後は同じモチーフで濃い表現を探る新しい挑戦も始まった。トラクターの下描きでは縦長になった構図を納得いくまで見直し、描き直しを選ぶ姿勢に真摯な向き合い方が感じられた。クレパスへ画材を移行した生徒や、背景の滲みの技術を新たな作品に活かす生徒など、これまで積み上げてきた経験が着実に表現へとつながっている。

【体験レッスン】
体験レッスンには小学生の兄弟が参加した。雪山の表現では刷毛を持つ手にしっかりと力が入り、荒々しく力強い山に仕上がった。続く創作画では兄弟それぞれが全く異なるテイストで制作を進め、その後のクレパス体験も含めて、それぞれの個性がのびのびと発揮された時間となった。

今週のハイライト
・小学生・大人ともに多数の作品が完成を迎え、充実した一週間となった
・透明水彩の重ね塗りによる透明感表現が随所で光った
・猫やトラクターの下描きを納得いくまで描き直す姿勢が印象的だった
・体験レッスンでは兄弟それぞれの個性が発揮された
・高校生・大人ともに新しいモチーフ・画材への挑戦が始まった

講師より
暑さの厳しい夏休み期間ながら、教室には多くの完成作品が並んだ一週間だった。納得いくまで描き直す姿や、新しい画材・モチーフに挑戦する姿など、それぞれのペースで表現と向き合う様子がとても印象的だった。上手さだけでなく、自分なりに納得できるまで手を動かし続けるその過程こそが、絵を描く楽しさにつながっていくのだと感じている。残る夏休みも、一人ひとりの「描きたい」を大切にしながら、引き続き見守っていきたい。

今週の受講生の作品

講師のひとこと

今週も、それぞれの受講生が自分のペースでモチーフとじっくり向き合い、個性豊かな作品がたくさん生まれました。静物画から生き物、想像を広げた創作画まで、表現の幅広さが伝わってくる一週間だったように思います。

作品No.0489『静物画』は、グラスの花瓶に生けられた花をモチーフに透明水彩で描いた作品です。後ろに置かれた白い水差しの花をぼかして表現することで奥行きが生まれ、透明感と滲みの美しさが際立つ仕上がりになりました。

作品No.0490『静物画』は、ウイスキーボトルとレモンをモチーフにクレパスで描いた作品です。ウイスキーの透明感や背景のやわらかなぼかしなど、クレパスならではの質感を上手に活かした表現ができています。

作品No.0495『洋ナシ』は、洋ナシをモチーフにアクリルガッシュで描いた作品です。小さなキャンバスに、光の当たり方や陰影を丁寧に観察しながら、何度も色を塗り重ねて描き込まれています。

作品No.0488『アカハライモリ』は、ご自宅で飼っているというアカハライモリをモチーフにクレパスで描いた作品です。表情の描き方には、モチーフへの愛情がにじみ出ています。

作品No.0491『カクレクマノミ』は、イソギンチャクの中を泳ぐカクレクマノミ2匹をモチーフにアクリルガッシュで描いた作品です。画面いっぱいに広がる黄土色と、鮮やかな赤の対比がとても印象的です。

作品No.0492『ネコ』は、振り向くネコをモチーフにマット水彩で描いた作品です。表情豊かな顔立ちと、ネコらしいしなやかなポーズが合わさり、見ていて楽しくなる作品に仕上がりました。

作品No.0493『静物画』は、ウイスキーボトル・青りんご・オレンジをモチーフにクレパスで描いた作品です。やさしく色をのせる部分としっかり塗り込む部分を描き分けることで、それぞれの質感がしっかりと伝わってきます。

作品No.0494『静物画』は、ソース差しとカットレモン、レモンをモチーフに透明水彩で描いた作品です。何色もの色を重ねることで深みのある表現が生まれ、全体を通して透明感も保たれた素敵な仕上がりです。

作品No.0496『オレンジの花』は、中央に大きく咲くオレンジの花をモチーフにアクリルガッシュで描いた作品です。周囲に咲き乱れる半透明の花々が加わり、カラフルでエネルギッシュな一枚になりました。自分の絵をよく見つめながら制作を進める姿も印象的でした。

作品No.0497『青い世界』は、透明感のある青い大きな花をモチーフにアクリルガッシュで描いた作品です。青と黄色のみを使った潔い色使いが、どこか冷たく澄んだエネルギーを感じさせます。

作品No.0498『太陽』は、画面上部に大きく輝く太陽と、水たまりから四方に広がる水しぶきをモチーフにアクリルガッシュで描いた作品です。見る人に想像をふくらませてくれる、印象深い一枚に仕上がりました。

作品No.0499『静物画』は、グラスとレモン、瓶をモチーフにアクリルガッシュで描いた作品です。グラスの底面に映り込む屈折の表現がとても丁寧で、見どころのひとつになっています。

作品No.0500『海』は、浜辺でスイカ割りをする人物をモチーフにアクリルガッシュで描いた作品です。海には魚やタコ、イルカなどが賑やかに描かれ、パール色で表現された砂浜が輝きと明るさを画面いっぱいに広げています。

作品No.0501『静物画』は、瓶とトルコ式コーヒーメーカー、花をモチーフに透明水彩で描いた作品です。遠くのものをぼかし、手前をはっきりと描くことで空間の奥行きがよく表現されています。花びらの瑞々しい透明感にも、透明水彩の魅力が生かされています。

こうして一つひとつの作品を振り返ると、それぞれのモチーフの選び方や色との向き合い方に、受講生一人ひとりの個性がしっかりと表れていることを改めて感じます。上手に描くことよりも、自分なりに納得できるまで向き合う過程こそが、作品に温かみを与えているのだと思います。これからも、一人ひとりの「描きたい」という気持ちを大切にしながら、次の作品もじっくりと見守っていきたいと思います。

画材ノート(Material Note)

永山裕子『水彩入門 透明感を生かして描く』

透明水彩を描いていると、「絵の具を使っているのに、なぜか重たく濁って見えてしまう」ということはありませんか。今回ご紹介するのは、東京藝術大学出身で武蔵野美術大学客員教授も務める永山裕子先生の技法書『水彩入門 透明感を生かして描く』です。

本書では、花・風景・静物という身近なモチーフを通して、透明水彩ならではの「透明感」を生み出すための水の使い方や色の重ね方が、丁寧な図解とともに紹介されています。特に、白い花を描く際に「白い絵の具を使うのではなく、紙の白を残す」という考え方は、透明水彩ならではの発想として、当教室でも受講生の皆さんによくお伝えしている内容です。

水張りやマスキングといった基礎的な準備の仕方まで解説されているため、透明感のある表現を目指す方はもちろん、道具の扱いから見直したい方にもおすすめの一冊です。当教室でも、色の重なりが濁ってしまいがちな受講生の方に向けて、実際の授業で活用しています。



絵画教室ロクでは、名張市を中心に伊賀市・津市・宇陀市からも通いやすく、初心者から経験者まで目的に合わせて学べる環境を整えています。受験対策として基礎からしっかり学びたい方、大人の習い事として絵を楽しみたい方、子どもの情操教育として豊かな感性を育みたい方、それぞれに寄り添った指導を行っています。来週もまた、生徒のみなさんの表現力や想像力が広がる時間をお届けできればと思います。

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